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監督 鈴木則文 脚本 掛札昌裕 中島信昭 撮影 飯村雅彦 音楽 木下忠司 助監督 森光正


▮あらすじ▮

SF熱に取り憑かれた桃次郎(菅原文太)、夜の国道でUFOならぬ、鳥羽のイルカ島のイルカ調教師、

月田えり子(原田美枝子)と遭遇する。

 

例によって桃次郎は彼女に一目惚れ。そこへ、元トラック野郎の

桶川玉三郎(せんだみつお)という男が現われた。

桃次郎は玉三郎がえり子の幼馴染みとわかると彼女に近づくために彼を助手に雇ってしまう。

この玉三郎、ついでに一騒動を持ちこんできた。

 

それは、故郷の人々に運送会社の社長をしていると触れ込んだので、

出世した彼を見ようと父親(辰巳柳太郎)がやって来るということであった。

 

人情屋の桃次郎は玉三郎の父親を落胆させまいと、仲間のトラック野郎と芝居をうって彼を

にわか社長に仕立てるのである。

 

一方、不況で荷の減った相棒のジョナサン(愛川欽也)、仲間を裏切って

運賃をダンピングしてまで仕事をとってしまった。

桃次郎に絶交されたジョナサン、慰めてくれたストリッパーのマリーと公演先の下呂温泉に向かう。

 

えり子も故郷の下呂に帰ったと聞いた桃次郎も後を追った。

 

そして下呂では、“玉三郎社長”のからくりを知った父親がみんなのために

大宴会を開いてもてなすのであった。

 

仲間と仲直りしたジョナサンも、ここでマリーと涙のお別れである。

 

イルカ島に戻った桃次郎、逃げたイルカを追って、えり子の恋人とも知らずに

駿介(川谷拓三)と二人で海に乗り出した。

 

イルカを連れ戻した桃次郎はえり子の感謝で有頂点の毎日だった。

 

ある嵐の夜、養殖鮑を守ろうとしていた駿介が重傷を負うが、

桃次郎、えり子の尽力で一命はとり止めた。

 

しかし、このことから二人の愛を知った桃次郎は二人の幸福を祈りつつ、

ジョナサン、玉三郎とともにイルカ島を去って行く・・・・

 

トラック野郎 突撃一番星

◆感想◆トラック野郎シリーズの第七作目で今回のマドンナはあの黒澤作品にも出演した原田美枝子。今作はUFOとの交信など訳の分からない部分もありますが、川谷拓三が菅原文太の恋敵として出演しているのがかなりレアで面白いです。他の作品では大体シバかれる役の川谷拓三が菅原文太と殴り合いの大喧嘩をするシーンが何回かあり笑えました。あとは脇役で登場の樹木希林金子信雄がかなりインパクトがあって良かったです。最後はなかなかカッコイイ終わり方なので、まだの方は是非観て下さい。オススメです。

 


アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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