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監督 深作欣二 原作 藤原審爾 脚色 神波史男 長田紀生 松田寛夫 撮影 丸山恵司 音楽 鏑木創 企画 三木治


新宿のバー「アモーレ」にボーイとして勤めていた村木(松方弘樹)は、

マネージャー川辺が、三河屋と密造酒の取引きをしているのを立ち聞きし、袋叩きにされた。

 

これに腹を立てた村木は仲間の関(室田日出男)や、お時(佐藤友美)、野口(ジョー山中)と

三河屋をゆすり、十万円をせしめた。

恐喝に味をしめるようになった彼らは、四ッ葉会という組織をつくり、本格的に恐喝を始める。

 

ある時、売春組織から盗撮のフィルムを手に入れた村木は、これを使い有名女優の水原夏子を

手籠めにしてしまう。

その後も麻薬組の取引き現場を襲撃するなど好き放題に暴れていた。

 

それからしばらくして、村木は奇妙な事件を目撃する。

とあるホテルの前で政界の大立物・水野(丹波哲郎)に挨拶をしていた男が、

帰りに何者かに狙撃されたが、間一髪村木がその男を助けた。

 

ちょうどその場にいた新聞記者に聞くと、その男・遠藤は有名な高利貸で、総裁選挙にからんで

ある業者に数億の金を貸しつけた。

ところが業者の事業が思わしくなく、官房総長に泣きつき、献金の見返りに莫大な利権を保障するという書簡を書かせた。

遠藤は、この念書を押さえたのだが、これを暴露されないよう、水野が動き出したのだった。

 

村木たちがこの汚職事件を洗い始めると、張り込みをしていた野口が何者かに殺されてしまう。

怖気づいた関は降りると言いはじめ、村木とお時の二人きりになってしまった。

 

二人は遠藤を拉致して脅し、ついに問題の念書を手に入れることができた。

村木はこの念書を一億円で水野に買い取らせようとするが・・・・

 

 

 

恐喝こそわが人生

◆感想◆深作欣二監督が松竹で撮ったチンピラ映画で、主演は松方弘樹

「仁義なき戦い」の影に隠れてしまっている感じのする作品ですが、これはこれで

なかなか面白かったです。

四ツ葉会という四人組のなかで一人、野口という人が誰だかわからなかったのですが、調べたらあのジョー山中だったというw

そしてその野口がインパクト十分の殺し屋に殺られるシーンが印象に残っています。

また政界の黒幕として登場する丹波哲郎も流石の貫禄で良かったです。やりたい放題にやっていた松方弘樹が最後どうなるか?是非ご覧下さい。


アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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