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監督 増村保造 原作 黒岩重吾 脚色 高岩肇 野上龍雄 撮影 秋野友宏 音楽 山内正


▮あらすじ▮

敷島化工の株式課長・川代誠造(川崎敬三)は、最近株の買い占めに悩まされていた。

 

そのため家を空けることもしばしば、妻の那美子(若尾文子)はそんな夫との生活に耐えられず、

友人に誘われるまま、バー「2・3」で遊ぶようになった。

 

そのバーの経営者・石塚健一郎(田宮二郎)こそ、敷島化工の株を買い占め、会社を乗っ取ろうと

企てている張本人で、那美子を川代の妻と承知の上で誘惑する。

 

石塚は、秘書のエミ(江波杏子)やバーのマダム・洋子(岸田今日子)とも関係していて、

誠造は石塚の情報を得るため、エミと関係を持った。

 

那美子が誠造の情事を知った直後、エミは何者かによって殺害された。

先ず最初に疑われたのは誠造だったが、那美子の偽証によって疑いが晴れる。

 

一度は夫のアリバイ造りに偽証した那美子だったが、石塚の苦境を知り、

今度は夫を裏切り石塚のアリバイを証言した。

 

全てに失敗し会社の地位をも失った誠造は、那美子に身体を売って

石塚に株の買占めから手を引くよう懇願してくれと頼むのだった。

 

 

「女の小箱」より夫が見た

◆感想◆増村保造監督の作品は何作か観ていますが、この作品はノーマークで今回初めて観ました。内容的に面白いかと言われれば微妙な感じですが、今で言う半グレのような男(田宮二郎)と

会社員の夫の間を行ったり来たりする那美子役の若尾文子はピッタリの役だと思いました。またバーのマダムとして登場する岸田今日子も最後にやってくれます。(何をヤルかは観てのお楽しみ)セクシーな若尾文子を見たい方にはおススメの作品です。

 

若尾文子 写真集 [ 「写真集若尾文子」制作委員会 ]

感想(1件)


アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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