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監督 小津安二郎 原作 広津和郎 脚本 野田高梧 小津安二郎 撮影 厚田雄春 音楽 伊藤宣二 制作 山本武 編集 浜村義康


▮あらすじ▮

大学教授の曾宮周吉(笠智衆)は娘の紀子(原節子)と二人、鎌倉で暮らしている。

戦中戦後の混乱の中で一時期体調を壊したこともあって未だ独身の紀子を周吉は心配しているが、

当の本人は結婚する気はなく、父との生活を楽しんでいる。

周吉は助手の服部(宇佐美淳也)を紀子との結婚相手として考えたりもするが、

彼が既に婚約していることを知ってがっかりするのだった。

 

ある日、叔母のまさ(杉村春子)から見合いの話を持ちかけられた紀子は、

父をひとりにするわけにはいかないと言って断ろうとする。

まさは、周吉にも再婚の話があるからその心配は要らないと言って更に説得する。

 

帰宅した紀子は周吉に対し、本当に再婚する意志があるのかと問い詰め、

周吉が頷くと大きなショックを受けて、父に対して心を閉ざしてしまう。

 

 

 

 

晩春

◆感想◆小津安二郎監督が広津和郎の小説「父と娘」を原作に父娘の絆を描いた作品。原節子が紀子役を演じる「紀子三部作」の第一作にして、初めて出演した小津作品です。久しぶりに観て感じたことはやっぱり小津作品には笠智衆は欠かせないということ。原節子との相性も良く、本作の父親役は笠さん以外には務まらないと思いました。また脇を固める月丘夢路三島雅夫杉村春子など実力のある役者さんたちも素晴らしくて、地味な内容ながら飽きさせないのは流石です。嫁に行く気がない紀子が最後どうなるのか?まだの方はぜひこの機会に観て下さい。おすすめです。

 

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アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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