監督 山口和彦 脚本 松本功 山口和彦 撮影 仲沢半次郎 音楽 津島利章 企画 吉峰甲子夫 編集 長沢嘉樹 助監督 小平裕
▮あらすじ▮
母を知らず、テキヤの父に育てられたナミ(梶芽衣子)は、女番長として顔を売っていたが、
仲間の仕返しのため矢島というヤクザを殺し刑務所入りした。
その間、矢島の死体にすがって泣く妻・小枝子と子供の姿が脳裏に焼きついて離れなかった。
それから三年後、出所したナミは、父の昔の仲間で今はビリヤード屋を経営している
原田の二階に下宿し、クラブ・ブロンコのホステスとして勤めるようになった。
そこには、心臓を患った小枝子が、ママをしていたバアを暴力団大和田興業に取られ、
親友の佳代(小山明子)がママをしているブロンコで働いているということを、
ビリヤード屋に出入りしているホステスのスカウト屋・東隆次(渡瀬恒彦)に聞いたからだった。
ナミは、契約金や給料のほとんどを、名を告げずに小枝子に届けて貰った。
一方、ブロンコ乗っ取りを企む大和田(南原宏治)は、佳代が金貸しから貸りていた
五百万の金を肩代りし、五日間の期限をもうけて返済を迫った。
佳代の危機を見かねたナミは、原田に相談を持ちかけた。
ナミの玉突きの腕を高く買っていた原田は、ナミが勝てば借金の五百万、
大和田が勝てば原田の店と土地を賭けた勝負を挑んだ。



銀蝶渡り鳥
◆感想◆さそりシリーズ等でも有名な梶芽衣子が主演を努めた任侠映画で監督は山口和彦。本作は主演の梶芽衣子がとにかくカッコイイ作品で、洋服姿も着物姿もどちらも似合うし、アクションも違和感なくこなす凄い方です。終盤のビリヤードの対決も予想外で面白かったし、殴り込みも迫力十分。また渡瀬恒彦、梅宮辰夫の二人も渋さを見せてくれて思ったよりも良い作品でした。興味のある方はぜひこの機会に観て下さい。おすすめです。
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