監督 木下惠介 脚色 木下惠介 原作 壷井栄 撮影 楠田浩之 音楽 木下忠司 制作 桑田良太郎
▮あらすじ▮
昭和三年四月、大石久子(高峰秀子)は新任の先生として、瀬戸内海小豆島の分校へ赴任した。
一年生の磯吉、吉次、竹一、マスノミサ子、松江、早苗、小ツル、コトエなど
十二人の二十四の瞳が、初めて教壇に立つ久子には特に愛らしく思えた。
二十四の瞳は足を挫いて学校を休んでいる久子を、二里も歩いて訪れてきてくれた。
しかし久子は自転車に乗れなくなり、近くの本校へ転任せねばならなかった。
五年生になって二十四の瞳は本校へ通う様になった。久子は結婚していた。
貧しい村の子供達は卒業を迎えても誰一人望み通り進学出来ず、
母の死んだ松江は金比羅の食堂へ奉公に出された。
八年後、その頃擡頭した日本の軍国主義は久子を教壇から追い、
大東亜戦争は夫(天本英世)まで殺した。島の男の子は次々と前線へ送られるが………
二十四の瞳
◆感想◆壷井栄の同名小説を映像化した作品で監督は木下惠介。これまで何度も映画化、テレビドラマ化されているので、観たことはなくてもタイトルは知っているというもも多いと思います。本作は主演の高峰秀子が最高で彼女以外にはこの役はできないと思いました。内容は最初から最後まで泣けるシーンだらけで、戦時中の厳しさを知れるという意味でも大変貴重な作品。また子供たちの演技も良くていつまでも心に残る名作です。まだの方はぜひこの機会に観て下さい。おすすめです。
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