(…) (…)

監督 吉田喜重 原作 川端康成 脚色 石堂淑朗 大野靖子 吉田喜重 撮影 鈴木達夫 音楽 池野成 制作 駒崎秋夫 久保圭之介


▮あらすじ▮

水木宮子(岡田茉莉子)は結婚後八年、表面上は幸福に見えたが、仕事以外に関心を示そうとしない

夫の有造(芦田伸介)にあきたらなくなっていた。

彼女はいつしか若い室内装飾家北野(早川保)と情事を重ねるようになった。

そして一夜、彼女は自分の裸体を北野に撮らせたが、そのフィルムをホテルの帰り、

暴漢に奪われてしまった。

それ以後彼女は見知らぬ男の脅迫を妥け、そしてついにそのネガ・フィルム欲しさに

男の指示通りの列車に乗るのだった。

 

ある駅で脱線事故で止った列車を降り、焦燥と不安にかられる彼女の前に北野が現われた。

「金で解決するより仕方がない」とすげない返事をした北野だったが、

心配して追ってきたのだった。町の旅館のふたりにまたも例の男から電話がかかった。

 

翌日北野は一軒の写真屋で脅迫の主と思われる桜井銀平(露口茂)を見つけた。

 

 

 

女のみづうみ

◆感想◆川端康成の原作を基に、岡田茉莉子主演で描かれた官能的かつ詩的なドラマで監督は吉田喜重。高コントラストのモノクロ撮影が印象的で、監督のこだわりが随所に見られる作品ですが、人によっては退屈に感じるかもしれません。それでも岡田茉莉子の美しさは間違いないので、気になる方はぜひこの機会に観て下さい。おすすめです。


アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

0件のコメント

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Verified by MonsterInsights