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監督 マキノ雅弘 原案 河野英雄 脚本 笠原和夫 撮影 山岸長樹 音楽 斎藤一郎 企画 俊藤浩滋 日下部五朗 編集 堀池幸三


▮あらすじ▮

中村真三(高倉健)は、一匹狼の子連れ渡世人。東海道のある漁港に辿り着いた真三親子は、

旅の疲れからか息子の秀男が病気となり、真三はこの土地の顔役・傘屋源蔵(石山健二郎)に身を売る

源蔵は、露天商を仕切るテキ屋で博打打ちの真三と住む世界が違う男だが、

目の前の清く澄む瞳を持つ真三を見て、この男こそ自分の夢を託せると確信する。

源蔵の一人娘のお京(藤純子)も真三親子に好意を寄せて秀男も母のようにお京を慕っている。

 

そんなある日、源蔵は「新宿で錦を飾ってくれ」と真三親子とお京を東京新宿に送り出す。

新宿で真三は弁天福(金子信雄)や仙太郎(那須伸太朗)に商売を教わりながら無所属で

新宿街商同盟を結成して自分たちの利益を自分たちで守ろうと頑張るが、

ゴミ銭と称し上前をはねる板橋相州一家との争いが絶えなかった。

そんな焦燥の日々も、真三はお京の秀男への愛に温かみを感じていた。

 

ある時、仙太郎が相州家に襲われて血みどろに担ぎこまれてきた。

真三は相州家の面会を求めて大寄りの料亭に乗り込み、東京中の親分衆の前で、

関東花若一家総長・若松幸次郎(大木実)に陳情した。

若松総長はその訴えを聞き入れて、新宿の庭場を街商組合に与え、

真三には新宿十年所払いと裁定した。

その裁定を不服とする相州一家は露天商の屋台を次々と襲撃し始める………

 

 

 

日本侠客伝 斬り込み

◆感想◆日本侠客伝シリーズの七作目で監督はマキノ雅弘。本作では博徒の真三(高倉健)が、テキ屋の源蔵(石山健二郎)とその娘・お京(藤純子)と出会い東京新宿に露天商として旗を揚げるというストーリー。面白いのはいつもと違い割と良い人役の金子信雄と雑魚キャラなのに目立ってしまう川谷拓三。侠客伝シリーズの中では地味な印象の作品ですが、高倉健ファンなら観ておいた方が良いでしょう。おすすめです。

 


アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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