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監督 中島貞夫 脚本 高田宏治 撮影 増田敏雄 音楽 津島利章 企画 日下部五朗 奈村協 橋本慶一 田岡満 編集 堀池幸三 助監督 牧口雄二


▮あらすじ▮

昭和三十五年の秋、大阪のヤクザたちは、日本最大のヤクザ組織・神戸川田組の影に怯え、

大阪双竜会をはじめとする戦後派不良グループの跳梁に手を焼いていた。

大阪の中心部、ミナミの盛り場一帯は、石村組と南原組が勢力を二分していたが、

ミナミに拠点を築こうとする双竜会と、石村組が激突。

だが、双竜会に恐れをなした他の組は、石村組を見捨てた

 

このことは、かねて大阪進出を企図していた川田組の斬り込み隊長・山地小林旭)に

とって好機であった。

だが、三代目川田組組長(丹波哲郎)は戦争介入を許さず、山地は

新興暴力団・大東組組長を舎弟分にすると、掛川組を派遣して石村組へのテコ入れを計る。

 

この事実は、川田組の大阪進攻作戦として、旧来の大阪やくざ組織に刺激を与えた。

双竜会と同盟を結び、川田組進攻を阻止しようとする南原(織本順吉)は、山地暗殺を企て、

双竜会の安田(松方弘樹)、南原組幹部の宮武(梅宮辰夫)、高山(渡瀬恒彦)を中心に、

暗殺隊を編成。血みどろの抗争は激化し、やがて山地により双竜会狩りと呼ばれる

<人間狩り>が開始されるが………

 

 

 

 

実録外伝 大阪電撃作戦

◆感想◆東映の実録ヤクザ映画の一作で監督は中島貞夫。昭和三十五年の明友会事件を元に高田宏治が脚本を書いた本作は、仁義なき戦いの出演者が多数出ていてホンモノ顔負けの迫力を見せてくれます。特に目立っていたのは渡瀬恒彦で、車に引きずられたり(スタント無し)リンチを受けたり、大活躍。松方弘樹も実の弟・目黒祐樹とバトルになったり、なかなか見所の多い作品です。まだの方はぜひこの機会に観て下さい。おすすめです。

 

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アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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