監督 中島貞夫 脚本 松本功 山本英明 中島貞夫 撮影 わし尾元也 音楽 広瀬健次郎 企画 橋本慶一 松平乗道 編集 神田忠男 助監督 依田智臣
▮あらすじ▮
島村組々長の島村清吉(若山富三郎)は、獄中にて組の解散を宣言、五年の刑期を終えて出所した。
清吉は電車の中でスリにあった美貌の女性、西宮恭子(瞳順子)に一目惚れ。
スリ団の一人を捕えた清吉は、その男がかつての自分の子分・カメこと
林亀五郎(志賀勝)と知って呆然とする。
女房のみね子(清川虹子)が経営するホルモン焼屋に居侯を決めこんだ清吉は、
四散した子分たちの消息が気になり、神戸栄町で運送会社を営む元幹部の高村角三を訪ねるが、
角三は急死していた。
組織暴力団・北斗会の系列に属する北斗海運に角三が出入りしていたことから
清吉は北斗会を疑い始める。
一方、出所をしたまむしのゴロ政(菅原文太)と不死身の勝(川地民夫)は
無一文で古巣の新開地へ舞戻って来た。
政は昼間出逢った養護施設、日の丸学園の美しい保母・恭子の事が
脳裏にこびりつき離れない。
偶然にも清吉の店で無銭飲食を決めこんだ政と勝は、清吉と一戦交えるが勝負は互格、
いつしか両者は意気投合した。
やがて、北斗会が日の丸学園に、立ち退きをするか、二千万円を払うか、と要求して来た。
清吉は北斗会が覚醒剤を扱っていたため、それで北斗会を恐喝した。
一方、政と勝は北斗会から清吉殺しを二千万円で引き受けるが………
極道VSまむし
◆感想◆東映のヤクザ映画・極道シリーズとまむしの兄弟とのクロスオーバー作品で、監督は中島貞夫。若山富三郎とまむしの兄弟の組み合わせはコメディ色がかなり強くなるだろうと思っていたら、予想通りでした。チンピラ役の川谷拓三らを無理やり焼き肉店で働かせたり、〇〇を焼肉として提供したりめちゃくちゃなことをやるので笑えます。若山富三郎のキャラが強力すぎて、まむしの菅原文太と川地民夫がやや弱く見えてしまいましたが、十分楽しめる作品です。おすすめです。
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