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監督 清水宏 脚本 長瀬喜伴 原作 獅子文六 撮影 厚田雄春 音楽 伊藤宜二 制作 大辻梧郎 編集 浜村義康


▮あらすじ▮

小宮山信子(高峰三枝子)は新任の女学校教師として九州から上京した

信子は上京後、芸者の置屋を経営する親戚、お佳(飯田蝶子)の所に下宿していた。

 

校長は信子に体育の授業をし、地方の強い訛りを直すように忠告する。

その後、体育教師として女学校で授業を進めていたものの、

芸者見習いのチァー子(三谷幸子)が信子に弁当を届けに来たことがきっかけになって

芸者置屋に下宿していることを学校に知られ、置屋を出て舎監として

女子寮に住み込むこととなった。

信子以外の女性教師たちは女学校の有力者・細川夫人(吉川満子)と

その娘穎子(三浦光子)に振り回されていたが、

信子は穎子に対し他の教師のように親の威光を恐れて依怙贔屓することなく向かい合った。

 

そして、穎子以外の女生徒たちは女子寮で共同生活する寮監の信子を慕うようになり、

また信子の手を焼かせる穎子に対し反感を示すようになったが、穎子はその輪に入れず孤立した。

 

孤立した穎子は予期せぬ行動にでる・・・・

 

 

 

信子

◆感想◆獅子文六の小説「信子」を映像化した作品で、監督は「按摩と女」等で有名な清水宏。1940年の作品ということでものすごいノイズが入っていますが、何とか観ることができました。学園もので内容も割と普通な感じですが、主演の高峰三枝子が存在感が有り、かっこよくて惹きつけられます。また清水監督の色もよく出ていて邦画ファン必見です。印象に残るのはいつもは良い人の役が多い日守新一が泥棒として登場するシーンや、飯田蝶子の落ち着いた喋りなどです。最後、驚くような展開になりますが、これは見てのお楽しみということで。おすすめです。


アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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