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監督 中島貞夫 脚本 中島貞夫 大原清秀 関本郁夫 撮影 塚越堅二 音楽 広瀬健次郎 企画 奈村協 上阪久和 助監督 藤原敏之


▮あらすじ▮

視力の低下のために大事故を起こし、テストドライバーをクビになった速水伸(渡瀬恒彦)は、

「もうハンドルは握らない」と決意し、生活資金を作るため、

恋人・美代子(星野じゅん)と大阪の宝石店から8500万円相当の宝石類を強奪する。

 

京都市内にしばらく身を隠した速水は、美代子と落ち合って高飛びするために

京都駅行きの路線バス「京洛バス」に乗った。ところが、銀行強盗に失敗して逃走中の

谷村(川谷拓三)と桐野(片桐竜次)がそのバスに乗り込んできて車内ジャックし、

乗客全員を人質にとった。

 

乗客たちは次々と傷つけられ、バス内は大パニックとなるが、速水はふてぶてしい

態度を崩さず、谷村と桐野は狼狽する。

そのうち、乗客同士もいら立ちから小競り合いを始める。

 

ある営業所に立ち寄った際、速水は隙を見て「ここに銀行強盗がいるぞ」と叫び、

バスを脱出しようとするが、手をドアに挟まれ、盗んだ宝石類が入った

バイオリンケースをバスに残したまま振り落とされてしまう。

速水は自転車を盗んでバスを追いかける。

 

ラジオで事件の一報を聞いた美代子は、バイクで速水を探し回り、合流する。

速水は美代子のバイクに便乗したうえでバスに追いつかせて飛び込み

ケースを回収しようとするが、逆上した谷村と奪い合いになったことで宝石が散らばり、

乗客に身元がバレてしまう。

 

一方、バスの運転手・宮本は緊張状態が続くと心臓発作を起こす持病を隠して勤務しており、

ついに意識を失った。

 

バスは猛スピードで暴走を始めるが・・・・

 

 

狂った野獣

◆感想◆中島貞夫関本郁夫、大原清秀の三人で書いた脚本を低予算で映像化した作品。主演の渡瀬恒彦は自ら危険なカースタントに挑戦したり、この作品の為に大型免許を取得したりかなり気合が入っています。二組の逃亡犯が同じバスに乗り合わせるといういかにもB級映画っぽい内容ですが、最後の締め方はなかなか良いアイデア。銀行強盗に失敗した男を演じた川谷拓三や警察官役の室田日出男が作品を面白くしていると思いました。余談ですがバスの乗客で出演している荒木雅子が田中邦衛に見えてきて笑えます。おすすめです。

 

 

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アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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