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監督 黒澤明 脚本 小国英雄 黒澤明 原作 マキシム・ゴーリキー 撮影 山崎市雄 音楽 佐藤勝


▮あらすじ▮

江戸の場末にある荒れ果てた棟割長屋には、社会の底辺に生きる人々が多数暮らしていた。

ある日、遍路の老人(左卜全)が長屋にやって来た。

この老人は死が迫っている病人(三好栄子)には来世の安らぎを解き、

アル中の役者崩れ(藤原釜足)にはそれを治せる寺をと説いた。

 

泥棒の捨吉(三船敏郎)は大家の女房のお杉(山田五十鈴)とねんごろの間柄であったが

その妹・かよ(香川京子)に惚れていて、大家の六兵衛(中村鴈治郎)もそれに気づいていた。

老人は捨吉にかよが好きなら一緒に逃げるように勧める。

一方、捨吉の心変わりを知ったお杉はかよの髪を掴み引きずり回した。

 

六兵衛夫婦がかよを虐待していたことを知った捨吉は怒り狂い、六兵衛に襲い掛かるが・・・

 

 

 

どん底

◆感想◆ロシアの作家・ゴーリキーの戯曲を翻案した作品で監督は黒澤明。脚本は黒澤明と小国英雄で二週間ほどで書き上げてしまったそうです。黒澤監督にしては珍しく、低予算、短期間で撮った作品で、出演者が強力過ぎて個性と個性がぶつかり合ってドキュメンタルみたいになっていますwいざこざばかり起こるので観ていて疲れますが、謎の老人を演じた左卜全が落ち着いた口調で諭すので、救われますw最後どうなるのかと思ったら、なかなか衝撃的な終わり方で驚きました。気になる方はぜひこの機会に観て下さい。おすすめです。

 

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アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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