極道の妻たち　最後の戦い　1990　山下耕作　（主演・岩下志麻）　東映

監督　山下耕作　脚本　高田宏治　原作　家田荘子　撮影　木村大作　音楽　津島利章　企画　日下部五朗　助監督　鈴木秀雄　編集　市田勇　プロデューサー　奈村協　天野和人

▮あらすじ▮

関西地区を牛耳る広域暴力組織の中松組が跡目相続問題で分裂した。

五年後、枝分かれをした川越会本部では病床の川越会長（須賀不二男）をはじめ、

幹部連中が集まっていた。

その中に服役中の瀬上組々長・瀬上雅之（小林稔侍）の妻・芙有（岩下志麻）の姿もあった。

彼女は夫の服役中、気丈の強さで組織の運営を務めている。

そんな時、五年前に中松組の銃弾で夫を失った伊勢夏見（かたせ梨乃）という女が残った組員の

根津豊（哀川翔）を連れて大阪へやって来る。

そしてふとした事件で出会った芙有と夏見は固い友情で結ばれるのだった。

亡き夫の復讐に燃える夏見は、瀬上組を中松組と互角に張り合える組織へ拡大しようとする

芙有に協力するが、川越会系組長の光石の裏切られ、夏見は乱闘の末光石を射殺し

そのまま身を隠してしまう。

夏見からの連絡も途絶え、妹分の安否が気にかかった芙有は確たるあてもなく

夏見の故郷である美浜へと足を向けるが・・・・

極道の妻たち　最後の戦い

◆感想◆極道の妻たちシリーズ第四作目で監督は山下耕作。主演の岩下志麻はシリーズ二回目の出演で本作でも夫（小林稔侍）の代わりに組を守る強い姐さんを演じています。極妻常連のかたせ梨乃も出演していて、いつも以上に大暴れしているのが面白い。他では珍しく石田ゆり子がかたせ梨乃の妹役で出演していて終盤に訳の分からない行動に出て驚きました。内容的には可もなく不可もなくといった感じですが、最後は岩下志麻がしっかりと締めて終わりますので安心して下さい。おすすめです。