監督 鈴木則文 脚本 高田宏治 鈴木則文 撮影 鈴木重平 音楽 広瀬健次郎 企画 橋本慶一 助監督 藤原敏之 編集 宮本信太郎
▮あらすじ▮
久し振りに出所し、シャバに出て来たゴロ政(菅原文太)が神戸に戻って来たところ、
勝(川地民夫)が当り屋に失敗して入院していた。
政は、勝をはねたのが、神洋交易の社長・李楊徳(河津清三郎)の娘・麗花(堀越光恵)と知り、
李をゆすって三百万円の見舞金を出させようと、ゴルフ場で李に凄んだ。
ところが、ゴルフ場で李は、ヤクザ・安武(渡辺文雄)とボールにつめた麻薬の取り引きを
していたのだが、それとは知らない勝が三百万円の小切手とボールを持ち返ってしまったために、
用心棒の広津建(松方弘樹)に二人を追わせた。
しかし、広津はその小切手をボールを取り返した後に、着服してしまう。
政と勝が小切手を取り返しに殴り込んで来たことから、広津は着服したことを李に知られ、
折檻を受けた。
一方、小切手を手にして浮かれていた政と勝だが、フーテン女高生の甘い言葉に誘われ、
折角の小切手を取られてしまった。
そのころ、李と安武の間で、三億円にも及ぶ、麻薬の大量取り引きが進行し、
大阪空港にゴルフボールに仕組んだ現物が香港から到着することになった。
これを知った広津は、自分を野良犬とののしった李への報復から再び裏切って、
三億円を一人占めにしようと計った。
この企みに、広津に惚れこんでいる麗花と、広津に近親感を抱いている政と勝も加担することにした。
まむしの兄弟 恐喝三億円
◆感想◆まむしの兄弟シリーズ六作目で監督は鈴木則文。本作では松方弘樹が屈強なボディーガードとしてシリーズ初登場。まむしの兄弟とは最初バチバチやり合いますが、広津の悲しい生い立ちを知った兄弟は親近感を抱き始めるというのがまむしらしくて良いです。いつものことながら、コメディの要素が強く笑わせてくれるので、普通のヤクザ映画に飽きた人におすすめしたいです。
価格:3960円 |
0件のコメント