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監督 森谷司郎 脚本 井出俊郎 森谷司郎 原作 岩川隆 撮影 木村大作 音楽 南こうせつ 制作 田中友幸 森岡道夫 田中壽一 森谷司郎


▮あらすじ▮

昭和二十九年、青函トンネル技術調査団の阿久津(高倉健)が調査を開始した直後、

青函連絡船「洞爺丸」が転覆し、大量の遭難者を出した。

阿久津は冬の竜飛岬で飛び降り自殺しようとしていた牧村多恵(吉永小百合)という女を救う。

彼女は福井の旅館で、不注意から出火を招き十一人の泊り客を死なせた暗い過去があった。

 

阿久津に救われ、飲み屋の女将おれん(伊佐山ひろ子)に預けられた夜、

おれんの出産に立ち会った多恵は一人の生命を誕生させたことによって生きる勇気を取り戻す。

 

「青函トンネルは技術的に可能」と中央に答申した三十二年から、阿久津は

明石海峡調査の辞令が下り津軽海峡に心を残しながらも、故郷の岡山に戻った。

その間、阿久津は佳代子(大谷直子)を娶り、長男・修を儲けた。

昭和三十九年、青函トンネル工事に本腰が入り、阿久津は再び青森に向う。

 

所長、浜口圭介以下、二十五名のトンネル男が函館に集結。

阿久津はまず人集めに取りかかり、トンネル掘りのベテラン、岸田源助(森繫久彌)を口説いた。

「もう年だよ」といいながらも、源助は申し出を受けた。

 

四十一年から調査斜坑掘削が開始され、公団第一期生の募集に成瀬仙太(三浦友和)が

応募してきた。

仙太は、母の腕に抱かれ洞爺丸から浜に打ち上げられ、その時、両親を失っていた。

仙太は津軽の海を掘ることで、両親の復讐をしたかったのかも知れない。

 

阿久津の妻・佳代子は烈風の吹く竜飛に住むことを諦め、岡山で修を育てた。

 

工事は困難を極め、数年が過ぎた。ある日、阿久津のもとに父危篤の知らせが届くが・・・

 

 

海峡

◆感想◆東宝創立50周年記念作品で監督は「八甲田山」「動乱」などで有名な森谷司郎。青函トンネルの工事に人生を捧げた男たちの話で、記念作品だけになかなかの豪華キャストです。トンネル堀の親方を演じた森繫久彌が役に見事にハマっていて、とても良かったのと吉永小百合も美しくて存在感が有りすぎでした。内容的にトンネル工事の話なのでつまらなそうかなと思って観ましたが、良い役者が多いので意外と観れました。まだの方はぜひこの機会に観て下さい。おすすめです。

 

 

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アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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