監督 山田洋次 原作 山田洋次 脚本 山田洋次 宮崎晃 撮影 高羽哲夫 音楽 佐藤勝 編集 石井巌 制作 三嶋与四治 小角恒雄
▮あらすじ▮
長崎・伊王島の炭鉱で細々と暮らす風見精一(井川比佐志)・民子(倍賞千恵子)夫婦は、
会社が閉山したことから北海道の開拓村に入殖することを決断した。
老いた父・源蔵(笠智衆)と幼ない二人の子供を連れ、住み慣れた島への愛惜と、
前途への不安をおしての辛い旅立ちだった。
長崎から博多、福山、万国博で賑わう大阪、東京、東北の寒村を経て
北海道の開拓村まで日本列島3000キロの長旅。
わずか数日の間に、想像も及ばぬ困難や悲しい事故に直面し、
やっとの思いで中標津にたどり着いた頃には、一家は疲れ果てていた。
次晩、地元の人々から歓待を受けた源蔵は上機嫌で炭坑節を歌い、
一家はようやく落ち着くかのようにみえたが・・・・
家族
◆感想◆山田洋次が五年間温めつづけてきた構想を、一年間かけて完成させた大作で、脚本は山田監督と宮崎晃の共同執筆。木下惠介監督の「喜びも悲しみも幾歳月」に似た雰囲気の本作は、九州の離島から北海道まで家族で移動するロードムービーで、途中色々な事が起こります。倍賞千恵子、笠智衆の演技がかなり良くて、何回か挿まれる回想シーンでは泣きそうになりました。この家族が最後どうなったのか?まだの方はぜひこの機会に観て下さい。おすすめです。
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