監督 山田洋次 脚本 山田洋次 朝間義隆 原案 松本創 撮影 高羽哲夫 長沼六男 音楽 冨田勲
▮あらすじ▮
下町の夜間学校の教師・黒井(西田敏行)は、ある日校長に呼び出され
そろそろ異動をと勧められた。
しかし黒井は「私は夜間に根を生やして『古狸』と呼ばれたいんです」とつっぱねる。
卒業も近づいたある日、卒業記念文集のための作文の授業を行う。
原稿用紙に様々な想いを綴る生徒たち。
年齢も職業もバラバラな生徒たちの姿を見ながら、黒井は彼らとの思い出を振り返る・・・
不良少女で美容師になりたいみどり(裕木奈江)、孫もいる年になって入学してきた
在日韓国人の女性・オモニ(新屋英子)、昼間は清掃員のカズ(萩原聖人)。
中国と日本のハーフで五年前に中国から移住してきた青年・張(翁華栄)。
自閉症で登校拒否児だったえり子(中江有里)。
脳に障害のある修(神戸浩)、中年になるまで字が読めなかったイノさん(田中邦衛)。
その日の給食の時間、学校に悲しい知らせが入った・・・・
学校
◆感想◆「男はつらいよ」や「幸福の黄色いハンカチ」等で有名な山田洋次監督が、東京・下町の夜間中学校を舞台に描いたヒューマンドラマ。西田敏行が熱血教師を演じていて、その生徒役に田中邦衛や萩原聖人、裕木奈江などが出演しています。生徒一人一人が個性的で面白いですが、なかでも田中邦衛が演じたイノさんが演技の巧さもあり、印象に残っています。あとは教師役の竹下景子も良かったですし、不良少女役の裕木奈江も可愛くて最高です。シリーズ化されているのでこの後の作品も観てみたいと思います。おすすめです。
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