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監督 深作欣二 脚本 松田寛夫 神波史男 撮影 仲沢半次郎 音楽 津島利章 企画 俊藤浩滋 吉田達 編集 田中修 助監督 澤井信一郎


▮あらすじ▮

村井組組員・権藤(菅原文太)と大野(田中邦衛)は、新興やくざ北闘会の会長・貝塚を刺し殺した。

その時、貝塚のボディガード・志賀(今井健二)の頬を切り裂いた。

二人は一目散に逃げたが、やがて権藤は一人で自首する。

 

六年後。出所した権藤は古巣の街に帰ってくるが、街では北闘会が羽振りをきかせており、

会長には前代貸の佐竹(渡辺文雄)が納っていた。

権藤は村井組に帰り、組長・村井(内田朝雄)と代貸・五十嵐(室田日出男)に

挨拶し、大野と再会する。

権藤と大野は、バー“おけい”のママ・けい子を強姦し、強引に共同経営を始める。

その後、谷(三谷昇)という流れ者やくざと知り合い、彼は“おけい”の

用心棒をかって出た。

“おけい”では道代という田舎娘を雇った。権藤はこの道代(渚まゆみ)に客を取らせようと

考えていたのである。しかし、道代は頑として客を取ろうとしない。

怒った権藤は道代を強姦してしまうが、強情な彼女に次第に惹かれていくのだった。

 

一方、店は大繁盛であるが、北闘会が権藤の荒稼ぎを見逃すはずはなく、

一挙に村井組をも潰すべく画策を始めた。

村井組も権藤が邪魔になりはじめ、権藤抹殺を企てた。

 

権藤、大野、谷は反撃にでるべく店終いをして、北闘会の縄張り荒しを始める。

ところが、北闘会と大乱闘の際に谷が捕われ、志賀のリンチによって殺されてしまった。

怒った権藤は、志賀と対決して谷の仇を討つ。

そして、権藤と大野は北闘会の網から逃れ、高飛びの費用をとりに大野の家に行く。

 

だが家には弟もおり、持てあまし気味だった大野を、逆上した母親(菅井きん)が

仏像で殴り殺してしまう。

権藤は血相を変えて大野の家を飛び出す。

一人になった権藤は、自分を殺そうとした村井の家に向かった・・・・

 

 

菅原文太 脅している

菅原文太 雨の中

菅原文太と渚まゆみ

人斬り与太 狂犬三兄弟

◆感想◆人斬り与太シリーズ第二作目で監督は深作欣二。前作「現代やくざ人斬り与太」がヒットしたため、直ぐに作られた作品で、本作でも菅原文太が大暴れしています。三兄弟(菅原文太・田中邦衛三谷昇)のビジュアルもかなり強烈ですが、ほぼ台詞無しの渚まゆみが良い演技で目立っていました。最後、権藤がどうなるかは大体想像がつくと思いますが、なかなか衝撃的な終わり方なので必見です。仁義なき戦いシリーズのファンの方も観ておいた方が良い作品です。おすすめです。


アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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