監督 相米慎二 脚本 田中陽造 原作 赤川次郎 撮影 仙元誠三 音楽 星勝 制作 角川春樹 多賀英典 プロデューサー 伊地智啓 主題歌 薬師丸ひろ子
▮あらすじ▮
構成員がたったの四人しかいない小さなヤクザ組織・目高組の親分(藤原釜足)が跡目は血縁者に
と遺言を残して死んだ。
その頃、女子高生の星泉(薬師丸ひろ子)は、成田空港の前で車に轢かれて
死んだ父・貴志と火葬場で最後の別れを惜しんでいた。
(泉の母はずっと昔に亡くなっている。)
泉が帰りかけたとき、見知らぬ男が父の遺骨に線香をあげていた。
マンションに帰ると、マユミ(風祭ゆき)という女がおり、彼女は
「もし自分が死んだら泉をよろしく」という父の手紙を持っていた。
その日からマユミと一緒に暮すことになった泉。
翌日、黒いスーツを着こんだ大勢の男たちが学校の前に並んでいた。
その中に火葬場で見かけた男がいた。
佐久間(渡瀬恒彦)というその男に汚ない事務所に連れていかれた泉は
そこで、目高組・四代目組長を襲名してほしいと頼まれる。
佐久間の話では、親分の遺言通り血縁者を探しあてると、事故死した泉の父だった。
だから、跡目は血縁者の泉に回ってきたのだ。
最初は拒否した泉だが、彼らの熱意にしぶしぶ承諾してしまう。
ある日、泉のマンンョンが何者かに荒されていた。そこへ、黒木(柄本明)と
名乗る刑事がやって来た。
黒木は「泉の父の死は、麻薬の密輸が絡んでおり、そのために部屋が荒らされたのでは、
そして、マユミは札付きの不良娘だ」と話す。
その後、マユミは、“太っちょ”(三國連太郎)と呼ばれる、ヤクザの大親分の娘だと
いうことが判明する。
太っちょは目高組が麻薬(ヘロイン)を隠し持っていると思い込み、
泉を拷問にかけ、麻薬を返せと迫ってきた。
その時、マユミがやってきて麻薬の在処を話し始めた・・・
セーラー服と機関銃
◆感想◆赤川次郎の同名小説を映画化した作品で、監督は相米慎二。当時高校生だった薬師丸ひろ子が主演で、主題歌もヒットしました。この作品の良い所は薬師丸ひろ子はもちろんカワイイが、太っちょを演じた三國連太郎が流石に上手すぎました。この役をもし他の役者がやっていたら、もっとつまらない作品になっていたと思います。あと有名な泉(薬師丸ひろ子)が銃を乱射するシーン、ビンの破片が飛び散って顔に本物の傷が出来てしまっているのがヤバすぎです。タイトルからして下らなそうな作品ですが、意外と面白い内容で楽しめました。オススメです。
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