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監督 マキノ雅弘 脚本 野上龍雄 笠原和夫 村尾昭 撮影 三木滋人 音楽 斎藤一郎 企画 俊藤浩滋 日下部五朗 編集 河合勝巳


▮あらすじ▮

大正時代。横浜日東組の代貸・藤川宗次(高倉健)は、作業中に事故死した仲仕の弟・勝男の

骨を受け取りに大阪の浪花運送へやってきた。

浪花運送は大坂南の博徒・新沢一家が経営する荷受業で、社長の黒木(天津敏)は仲仕を

借金で縛り、牛馬のようにこき使っていた。

 

仲仕・寅松(長門裕之)からその非道振りを訴えられた藤川は、黒木を痛めつける。

怒った新沢(大友柳太朗)は子分たちに藤川の後を追わせた。

そんな藤川を救ったのは荷受業者・半田(内田朝雄)とその弟分・和田島(村田英雄)であった。

 

半田たちの仕事を奪おうとする新沢は、半田の下に逃げこんだ藤川を利用して、嫌がらせを始めた。

そんなとき海軍大演習に向う石炭輸送船が機関の故障で大坂港へ寄港し、

半田組はその陸送を請け負った。

 

嫌がらせでは動ぜぬと見た新沢は、仲仕たちを一人拾円というケタ違いの日当で売収した。

 

約束の時限は迫り、少人数で陸揚げする半田や和田島は窮地に立たされる。

これを知った藤川は仲仕たちに新沢の謀略を説いてまわった。

仲仕たちもこれに目覚め、金を叩き返すと藤川の後に続き、作業は無事終った。

 

しかしその夜、和田島は闇討に遭い殺されてしまう。

そんな時、新沢組の代貸・冬村(鶴田浩二)が刑を終えて出所した。

冬村は組の横暴を認め、この結着は必ずつけると約束して、いきり立つ藤川を押えた。

 

だが遊廓に働く冬村の女房・千代(南田洋子)は今では新沢に身請けされ、新沢も冬村に冷かった。

一方、寅松と恋人・おしん(八千草薫)を添わせようと送りだした藤川のもとに、

数日後、寅松が死体となって送り返されてきた。

おしんを横恋姦する黒木の子分・金山の仕業だった。

 

怒りに奮える藤川は単身新沢組に向かうが・・・・

 

 

日本侠客伝 浪花篇

◆感想◆日本侠客伝シリーズの第二作目で監督はマキノ雅弘。タイトル通り大阪が舞台の作品で、仲仕を借金で縛り奴隷のように働かせる極悪博徒一家を高倉健鶴田浩二が叩き潰すというわかりやすいストーリーとなっています。本作で目立っていたのは村田英雄で、かっこいい男を演じていて、得意の歌まで披露。闇討ちに遭うシーンは印象に残っています。最後は意外とあっさり終わってしまうので驚きましたが、藤山寛美が締めて終わるというのは面白かったです。オススメです。


アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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