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監督 森田芳光 脚本 森田芳光 原作 本間洋平 撮影 前田米造 編集 川島章正 制作 佐々木史朗 岡田裕


▮あらすじ▮

団地で暮らす四人家族の沼田家。長男・慎一(辻田順一)は優等生、

次男・茂之(宮川一朗太)は高校受験を控えていたが成績が悪く、学校の問題児だった。

 

そんな茂之のために新しい家庭教師が招かれた。

三流大学の七年生という吉本(松田優作)は、今までの家庭教師とは違い、

暴力的で茂之に喧嘩のやり方まで教える型破りな家庭教師。

そんな吉本のおかげで茂之の成績は徐々に上がり始める。

 

その後、茂之の成績は更に上がり、兄と同じAランクの西武高校の合格ラインをついに超えた。

ところが、茂之はBランクの神宮高校を志望校として届け出る。

両親(伊丹十三)(由紀さおり)は怒り、志望校の変更を吉本に依頼する。

吉本は学校に駆けつけると、茂之を担任の前に連れて行って強引に変更させた。

 

茂之が西部高校に行きたくない理由がわからないので、吉本は兄・慎一に聞いてみた。

小学生の頃、授業中に茂之が大便をもらしてしまったことを

西部高校を受験する予定の同級生・土屋が知っているからだという。

あまりのバカバカしさに吉本と慎一は大笑いする。

 

結局、土屋は私立高校に行くことになり、茂之は西武高校に見事に合格。

吉本の役目は終わり、お祝いをすることになったが・・・・

 

 

 

家族ゲーム

◆感想◆本間洋平の小説を映像化した作品で、監督は森田芳光。これまで何度もTVドラマ化されているので、タイトルは良く知られていると思います。割と普通のホームドラマかと思って観たら、とんでもない作品で驚きました。まあ松田優作が家庭教師の役ということでちょっと怪しいなとは思いましたが……かなりクセがあるカメラワークや音楽無しで誇張された生活音、沼田家の人々もなんかちょっと変だし、シュールすぎる家庭教師の松田優作。コメディ映画に分類されるかもしれませんが、ただのコメディではないですね。一度観たら忘れられない作品になると思います。森田監督、凄すぎです。まだの方はぜひこの機会に観て下さい。オススメです。

 

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アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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