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監督 鈴木則文 脚本 中島丈博 松島利昭 撮影 出先哲也 音楽 木下忠司 企画 天尾完次 高村賢治 助監督 新井清


▮あらすじ▮

荷を高知へ運ぶことになった桃次郎(菅原文太)とジョナサン(愛川欽也)は、

カーフェリーで高知に向かった。

同じ船に乗り合せた地方廻りの歌手・小野川結花(石川さゆり)が楽譜を海に落としてしまい、

桃次郎は海に投び込んでかき集める。

 

高知についたところで、ジョナサンが体調不良を訴える。

診断を受けると、脳血栓の疑いがあるとのこと。

悲観したジョナサンは足摺岬で自殺を企るが、ドライブインの店員、

風美子(森下愛子)に助けられる。

 

美人の出現で桃次郎は大ハリキリ、彼女を家に送っていく。

家では中気の母が寝ていた。隣の家に住む老人・垣内清馬は六年前に

行方不明になった息子・竜次を待ち続け、その嫁に風美子を迎えようとしていた。

 

数日後、土佐犬を脇に座らせたトラック野郎・竜次(原田大二郎)に出会った桃次郎は、

そのことを告げに清馬のところへいくと、風美子の母が危篤で、彼女は

「南国土佐」を母に聞かせたいという。

風美子の願いに、桃次郎はキャバレーで唄っている結花を

無理矢理連れ出し、臨終にはなんとか唄を聞かせることができた。

 

一方、ジョナサンは病気も全快して川崎へ戻った。

清馬の家では竜次が六年ぶりに帰ってきていた。そんなとき、闘犬大会が開かれることになった。

竜次の竜馬号とライバル岩瀬(安部徹)の犬が闘い、見事竜馬号が勝利する。

 

幸せそうに肩を寄せ合う竜次と風美子、桃次郎もドサクサに紛れて結花にプロポーズ。

しかし、結花には念願だった大阪梅田コマの出演オファーが来ていた・・・・

 

 

トラック野郎 故郷特急便

◆感想◆トラック野郎シリーズ第十作目で最終作、監督はもちろん鈴木則文。最終作はなんとマドンナが二人で石川さゆりと森下愛子が登場します。本作は感動回と言っていいくらい泣ける話がいつもより多いです。ジョナサンとかあちゃんとの夫婦愛や風美子と母親の親子愛、桃次郎も最後はカッコイイところを見せてくれます。石川さゆりの歌唱力にも注目の最終作、まだの方はぜひこの機会に観て下さい。オススメです。

 

 

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アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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