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監督 鈴木則文 脚本 鈴木則文 掛札昌裕 中島信昭 撮影 中島芳男 音楽 木下忠司


▮あらすじ▮

「やもめのジョナサン」こと松下金造(愛川欽也)は、旧友のトラック運転手である「安曇野」こと

小林太一(工藤堅太郎)に誘われ、長野県にある上松陸送の材木トラック運転手に鞍替えした。

 

だが、運転中に崖下に転落し、怪我を負ってしまう。

一方、一番星こと星桃次郎(菅原文太)は、路上での喧嘩中にクレーン車が一番星号に突っ込み、

修理に一ヶ月かかる状態。

桃次郎はジョナサンの代わりに上松陸送で働くことに。

 

そこのトラック運転手・ノサップこと「黒部勝次」(地井武男)とは互角の腕前

運転手を仕切る総配・山猫お夏こと西沢夏(小野みゆき)とは、四度目の出会いとなる飲み比べで

星がチカチカと輝く。

雨の日の伐採中、事故で「安曇野」が死ぬ。葬式は彼の十八番だった『酋長の娘』で盛大に行われた。

残された幼い娘・陽子は、お夏が面倒を見ることに。

やがて、ノサップの本名が黒田勝也と判明。上松陸送の社長で、勇払の開拓団を裏切った

日疋重蔵(金田龍之介)を追いかけ、復讐の機会をうかがっていたのだ。

 

ノサップは、「黒部勝次」という名前で上松陸送に潜入した。

重蔵の養女であるお夏に阻まれ、上松陸送を去るノサップだったが、

材木輸送の重要な拠点である橋を爆破し、「材木商としてのし上がる」という重蔵の野望は潰えた。

開拓団時代、ノサップとは幼なじみだったお夏は、彼への想いを残していた。

 

復讐を終えて荒んだノサップの心を癒せるのはお夏だけだと判り、

桃次郎はお夏にノサップの元へ向かうよう助言したのだった。

 

 

 

トラック野郎 熱風5000キロ

◆感想◆トラック野郎シリーズの九作目で監督は鈴木則文。本作のマドンナは一応小野みゆきですが、男っぽい役で出ているのであまりマドンナっぽい感じはしません。前半の方はいつも通りコメディ色が強いですが、途中から雰囲気が変わってきて違う作品を観ているような感覚になります。一番星号があまり出てこなかったのが残念でしたが、シリーズ中でこういった異色の作品があってもイイかなと思いました。オススメです。


アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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