監督 鈴木則文 脚本 鈴木則文 掛札昌裕 撮影 飯村雅彦 音楽 木下忠司 企画 天尾完次 高村賢治 助監督 福湯通夫
▮あらすじ▮
熊本の青果市場で桃次郎(菅原文太)と金造(愛川欽也)は、C調トラックを
運転する電吉(左とん平)と知り合う。
電吉のおごりでフグ料理を食べるが、桃次郎はフグ中毒にかかってしまう。
この地方に伝わる解毒法といわれ、土の中に埋められた桃次郎の目の前に、
女子大生の小早川雅子(夏目雅子)が現れる。
一方、金造は築地の酒場の仲居・由紀(浜木綿子)の気をひこうとしているのを
女房(春川ますみ)に見つかり、離婚を訴えられる。
剣道の九州大会に出場する雅子を会場まで送ろうとする桃次郎の前に
タンクローリーを運転する袴田太一(若山富三郎)が現れ、雅子を連れ去った。
袴田は雅子の姉の夫であった。友人の借金の保証人となった袴田は、
借金を返すことができなかった友人のために生活に破綻をきたし、妻と別れたのであった。
捜しあてたものの、意地をはり、太一のところへ戻ろうとしない由紀を桃次郎は説得し、
彼と再会させる。
一方、雅子は、結婚を誓った恋人・村瀬(清水健太郎)が不運の連続から海外に旅立とうめ、
としていたた心中は穏やかではなかった。桃次郎が雅子に求婚するが、村瀬の存在を知らされる。
そして、村瀬は六時間後に鹿児島空港から出発するという。
愛する人の元へ向うように桃次郎は雅子に話すと、彼女をトラックに乗せ、
鹿児島空港へと驀走していった。
トラック野郎 男一匹桃次郎
◆感想◆トラック野郎シリーズ第六作目で監督は鈴木則文。本作では九州が舞台になっていて、マドンナは伝説の女優・夏目雅子が務めています。桃次郎のライバルは袴田太一(若山富三郎)で、この二人の大喧嘩はかなり面白いので見所の一つです。いつものように振られてしまう桃次郎ですが、最後はトラック野郎らしくカッコいい所を見せてくれますので、まだ観てない方はぜひこの機会に観て下さい。オススメです。
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