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監督 鈴木則文 脚本 野上龍雄 澤井信一郎 撮影 飯村雅彦 音楽 木下忠司 天尾完次 高村賢治 助監督 福湯通夫


▮あらすじ▮

霧雨の中で桃次郎(菅原文太)は浴衣姿の美しい女性と出会った。

女性は「佐渡で・・・」と言葉を残し消えていった。

 

以後、その幻の女性のとりこになってしまう桃次郎。

一方、相棒の金造(愛川欽也)も道中拾った渡り鳥のマヤに熱を上げる始末。

新潟に着き、マヤの働くドライブイン「越後」で二人は新村譲治(千葉真一)率いる

タンクローリー車の“ジョーズ軍団”と出くわす。

彼らは、女人トラック野郎こと紅弁天(八代亜紀)が止めるもきかず自分たち以外の

トラックが四チャンネルの無線を使うことを禁止し、他のトラックの無線を壊すのであった。

 

この騒ぎの中でも桃次郎は浴衣姿の女のことが気になり、金造はマヤが譲治の女

であることを知り意気消沈。

 

二人は佐渡で分教所にエレクトーンを運ぶ仕事を請け負い、そこで分教所の先生・

乙羽水名子(片平なぎさ)と出会い、驚いた。

というのも彼女こそ曽地峠の幻の美女であったのだ。

桃次郎は、水名子が近々結婚するという噂を聞き、大衝撃を受ける。

 

涙ながらに佐渡をあとにした桃次郎は途中、ジョーズ軍団の挑発にのり、

失恋の悲しさを晴らすかのように大暴れするが、多勢に無勢。ガードレールに激突してしまう。

 

桃次郎は譲治に決闘を挑み、男同志の死闘の結果、桃次郎に軍配が上がる。

そして、失恋の痛手をいやす桃次郎のところに水名子から手紙が届く。

勘違いに気付いた彼は再び佐渡へ向かう。

 

水名子に愛をうち明けた桃次郎は、有頂天になり、そんな彼に仲人を買って出たのは譲治であった。

しかし、折からの暴風雨が佐渡を直撃し、育ての親・作右ヱ門(宮川精二)の採掘道具を取りに

川へ行った水名子は突然、鉄砲水にのまれてしまう・・・・

 

 

 

トラック野郎 度胸一番星

◆感想◆トラック野郎シリーズ五作目で、監督は鈴木則文。本作のマドンナ役は片平なぎさで、佐渡や金沢が舞台になっています。桃次郎(菅原文太)のライバルとして登場するのが、譲次(千葉真一)で、そこに八代亜紀まで絡んでくるという賑やかな感じの作品ですが、一番驚いたのは桃次郎が振られないということ。いよいよ結婚かと思ったら、後半驚きの展開に・・・。笑いあり涙ありのシリーズ中でも印象に残る作品です。オススメです。

 

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アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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