監督 中島貞夫 脚本 佐治乾 蘇武道夫 原案 斯波道男 撮影 山岸長樹 音楽 広瀬健次郎 企画 俊藤浩滋 橋本慶一
▮あらすじ▮
十八回目の刑務所暮らしから釈放された政(菅原文太)は、出迎えた勝(川地民夫)と
神戸へ戻って来た。
空っけつの二人は、バラック建ての歓楽街“おかめ横丁”にやって来た。
そして売春バーの客となるが、女達に無一文がバレてしまい、
用心棒のかなり年を取った鉄(殿山泰司)と辰(北村栄三)の二人と大乱闘になる。
ところがこの二人も、政らと同じ“まむしの兄弟”と名乗っていたので、またまた大騒動となった。
翌日、刑務所で知り合った矢東会の山崎(持田京介)から政と勝は
“おかめ横丁”の鉄らを痛めりけるようにと依頼された。
矢東会とつながりのある、東栄建設が“おかめ横丁”を立ちのかせ、
跡に娯楽センターを作るというのである。
バキュームカーを持ち出した政と勝はおかめ横丁に乗り込み、
鉄と辰と争っているときに、鉄の一人娘・お藤(北林早苗)が仲裁にとび込んで来た。
この美貌のお藤に一目惚れした政と勝は喧嘩を中断する。
それからというものは、下僕然とお藤につきまとう。
その頃、山崎に兄を殺されたという若者、リキ(渡瀬恒彦)が山崎を狙うが
逆に捕われ、私刑を受けた。
やがて、矢東会と山崎が強制執行と称し、やくざを使って“おかめ横丁”を壊し始めた。
対抗する住民と政と勝それに辰と鉄。
ところが、弛けつけて来た警察に、政と勝が住居侵入罪などで逮捕されてしまう。
その間、鉄が山崎に殺されてしまった。
釈放された政と勝は“おかめ横丁”の壊滅と鉄の死を知り激怒。
バキュームカーを駆って東栄本社めざして突撃していくのだった。
まむしの兄弟 傷害恐喝十八犯
◆感想◆まむしの兄弟シリーズ第四作目で監督は中島貞夫。今作もコメディの要素が強くて、別の”まむしの兄弟”まで登場し、笑わせてくれます。シリーズの中では目立たない作品かもしれませんが、後半はちょっと泣ける展開もあり、渡瀬恒彦も絡んでくる殴り込みもあり、なんだかんだで面白い作品です。普通のヤクザ映画に飽きたという人にも良いかもしれません。オススメです。
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価格:4900円 |
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