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監督 田中徳三 原作 有馬頼義 脚色 舟橋和郎 撮影 武田千吉郎 音楽 小杉太一郎 企画 久保寺生郎


▮あらすじ▮

機関車を分補り、満州の雪の曠野を突走る大宮貴三郎(勝新太郎)一等兵と

有田上等兵(田村高廣)は、途中ゲリラの仕掛けた地雷でふっとばされ、陸軍病院に運ばれた。

美しい看護婦・緒方恭子の看病は、二人にとって天国であった。

 

だがやがて二人は北支の最前線にある独立守備隊へ逆もどりとなる。

たちまち部隊の名物男として折紙をつけられた貴三郎は、

有田の配慮から八木曹長(上野山功一)に当番兵として預けられた。

曹長官舎には岩波(睦五郎)と八木が同居していた。

 

何から何まで身辺のことを貴三郎にまかせた岩波は、八木が当直の晩には、

芸者・染子(水谷八重子)を呼んで若い貴三郎にみせつけた。

 

ある晩、初年兵の脱出で岩波が中隊に泊まることになった夜、八木が染子を連れて現われた。

だが運悪く岩波が夜中に帰って来たことから、

曹長官舎は大騒ぎとなり岩波は、八木に強い憎悪を抱く。

 

貴三郎が当番兵をクビになった頃、中隊は八路軍討伐に出動したが、

岩波はそこで初年兵に捕えた老爺を突き殺せと命じた。

無暴を責めた有田らの手前処刑は中止となったが、多久島中隊長(須賀不二男)の指示で

有田はリンチを受ける。

怒った貴三郎は、捕えられた老爺と娘を逃がしたが、その夜八路軍の夜襲を受けて

八木曹長は死亡した。

八木の死因に疑問を持っ有田は、八木の死体にある弾と岩波の弾を比較させた。

 

その頃野戦病院に転属した緒方看護婦に目をつけた岩波は、

彼女の身体とひきかえに、中隊にいる彼女の弟と面会させようとしたが、

貴三郎は躍りこんで有田と協力の末、姉弟面会を成功させた。

 

岩波は貴三郎らを上官侮辱罪で軍法会議にかけると脅やかしたが、

有田は岩波に八木の心臓から出た弾を見せる・・・

 

 

続・兵隊やくざ

◆感想◆兵隊やくざシリーズの第二作目で監督は田中徳三。今作でも大宮(勝新太郎)の大暴れが見れて有田上等兵(田村高廣)との名コンビも見れます。内容的にはいつものように内輪揉め~乱闘みたいな流れが多いですが、勝新のキャラが良いのでそこまで飽きずに見れます。軍隊の嫌な部分もしっかりと描かれているので、そちらも注目です。勝新太郎の魅力がいっぱい詰まった映画ですので、まだの方はぜひ観て下さい。オススメです。

 

 

 

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アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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