監督 セルジオ・レオーネ 脚本 ルチアーノ・ヴィンチェンツォー二 セルジオ・レオーネ 音楽 エンニオ・モリコーネ 撮影 マッシモ・ダラマーノ
▮あらすじ▮
賞金稼ぎのモーティマー大佐(リー・ヴァン・クリーフ)は、1,000ドルの賞金首を仕留めるが、
保安官事務所で10,000ドルの賞金が賭けられたインディオ一味が近くにいることを小耳にはさむ。
そしてもう一人の男・モンコ(クリント・イーストウッド)も同じインディオ一味を狙っていた。
一悶着あった二人だったが、手を組んで一味の賞金を山分けすることにした。
モーティマーはインディオの情報を得るため、モンコを一味に潜入させようとする。
モンコは刑務所から一味の仲間を脱獄させた恩を売って仲間に加わった。
インディオはエルパソ銀行の襲撃を狙っており、モンコ達に別の銀行を襲撃させて
保安官を捲く作戦を立てたが、モンコは途中インディオの手下を殺し、保安官に
エルパソ銀行が襲撃されることを知らせる。
しかし、保安官たちが到着する前にインディオは銀行の金庫を奪って逃走していた。
作戦が失敗したことで、モンコはモーティマーと手を切ろうとするが、説得されて
また二人でインディオ一味を狙うことになった。
インディオを誘い込んで挟み撃ちにする作戦だったが、モンコはモーティマーを出し抜くために
違う場所に誘い込もうとする。
ところが、警戒したインディオは違う場所に逃亡してしまう。
しかし、そこには二人の考えを見抜いたモーティマーがいた。
一味から金を奪い取ろうとした二人だったが、ついに正体がバレて捕まってしまう。
インディオは二人を殺して銀行襲撃犯に仕立て上げようとするが・・・・
夕陽のガンマン
◆感想◆60年代にヨーロッパで撮られた所謂マカロニ・ウェスタンの名作で、監督は「荒野の用心棒」などで有名なセルジオ・レオーネ。この作品はまず主演のクリント・イーストウッド、リー・ヴァン・クリーフ、インディオ役のジャン・マリア・ヴォロンテの面構えがメチャクチャ良いです。西部劇だけあって拳銃を撃つ場面が多く、クリント・イーストウッドの撃ち方はかなりカッコイイと思いました。印象に残るのはモンコとモーティマーが互いのハットを撃ちあうシーン。あとはエンニオ・モリコーネの音楽も効果的で流石です。監督は黒澤明にかなり影響を受けていると思われるので、何となく黒澤映画っぽい感じもしました。西部劇なんて古臭いなんて言わないでぜひ一度観てもらいたい名作です。
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