監督 北野武 脚本 北野武 音楽 久石譲 撮影 山本英夫 プロデューサー 森昌行 柘植靖司 吉田多喜男
▮あらすじ▮
刑事・西(ビートたけし)は拳銃を持った凶悪犯(薬師寺保栄)を追ってた。
ある時、張り込みを同僚の堀部(大杉漣)に替わってもらい、不治の病で余命いくばくもない妻
(岸本加世子)のいる病院に向かった西は担当医(矢島健一)から、妻の容体は風前の灯
の状態と聞かされる。
落ち込んでいる西の所に今度は堀部が撃たれたという知らせが入る。
部下の中村(寺島進)・田中(芦川誠)と共に犯人を追い詰めた西だったが、
発砲され中村が負傷、田中が殉職してしまう。
西は犯人を射殺、死体に何発も銃弾を打ち込んだ。
堀部は命は取り留めたものの、車椅子生活になり妻子にも出て行かれてしまった。
西は刑事を退職、ヤクザから金を借り生活していたが返済ができなくなり
警察官に扮して銀行強盗を強行する。
その金で借金を返し、妻との最後の旅に出た。
一方の堀部は妻と別れ、西から送られた画材で絵を描き始める。
西夫妻は旅を楽しんでいたが、ある日ヤクザたちが宿泊していた旅館を訪ねて来た。
HANA-BI
◆感想◆北野武監督の七作目でヴェネツィア国際映画祭グランプリ受賞作品。この作品も北野映画ではお馴染みの役者さんが出ていて、特に良かったと思うのは大杉漣です。凶弾により半身不随になり、家族とも別れ、孤独に絵を描き続ける男を見事に演じていると思います。あとは編集もかなり巧くされていて、久石譲の音楽もバッチリハマっていますね。個人的には監督の描いた絵が沢山見れるのも面白かったです。余命あとわずかの妻と最後の旅に出た夫婦、最後は衝撃的な終わり方ですが、感動もあります。まだの方はぜひ観て下さい。オススメです。
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