監督 村川透 脚本 播磨幸治 佐治乾 撮影 仙元誠三 音楽 大野雄二 助監督 崔洋一
▮あらすじ▮
殺し屋・鳴海昌平(松田優作)がマグナム44をひっ下げて東京に帰って来た。
五年前、頭山会会長を仕止めた時、目撃者の秘書、美沙子(中島ゆたか)を殺すに忍びず、
ほとぼりがさめるまで外国に逃亡していた。
ある日、舎弟の文太(阿藤海)とホステスのツケの取り立てをやっていると、
五年前の目撃者、美沙子に遭遇する。
彼女は今では一流クラブのママで、暴力団、勝田組組長(佐藤慶)の愛人でもあった。
バックに関西の大組織を控えた愚連隊・花井組と抗争中の勝田は鳴海に花井を二千万円で
消すように依頼する。
依頼を受けた鳴海は花井に二千万円以上だせば勝田を殺ると持ちかけるのであった。
そんな時、花井の組員が勝田組の二宮を殺し、恋人の照子を強姦した。
怒った鳴海のマグナムが火を吹き、花井は即死、組員も次々と撃ち殺される。
その時、勝田殺しを花井と契約した鳴海は、尾行者から勝田の居所を聞き出した。
しかし、勝田の隠れ家の晴海埠頭の倉庫には縛りあげられて苦しむ文太の姿があった。
マグナムを捨てるように言われた鳴海はやむなく従い、勝田組員に袋叩きにされる。
夜になり、なんとか脱出した二人は、美沙子のマンションに逃げた。
美沙子の手当てで傷の癒えた鳴海は勝田を殺すべく、組事務所に向かう・・・・
殺人遊戯
◆感想◆村川透×松田優作の遊戯シリーズの第二作。松田優作が二つの組織を相手に一人で大暴れするハードボイルドな作品で、さすがにこういった殺し屋みたいな役は良く似合っていると思いました。ただ、内容的にはそれほど面白いというわけでもなく、松田優作を観て楽しむ映画といった感じでしょうか。あとは勝田組の組員を演じた佐藤蛾次郎も印象に残っています。鳴海と美沙子の関係が最後どうなるのか。ぜひ観てみて下さい。オススメです。
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