監督 深作欣二 脚本 神波史男 荒井美三雄 原作 飯干晃一 音楽 津島利章 撮影 吉田貞次
▮あらすじ▮
昭和二十五年、広島県呉市の山守組組員の三好万亀夫(菅原文太)は、組の命令で対立組織の浅田組長を襲撃する。
三好は懲役11年の刑で服役。その間に組内は組長・山守義雄(金子信雄)と若頭・青木尚武(若山富三郎)とが対立し、
幹部組員の難波茂春(中谷一郎)や坂上元(田中邦衛)もそれぞれの思惑で行動するようになる。
昭和三十四年春、三好は仮出所。居住地を名古屋に制限された三好は、組から十分な待遇もなく
子分・北見登(渡瀬恒彦)と一緒に山守の甥の建設会社に居候する。
その後、三好の放免祝いが開かれると青木は山守、難波、坂上と口論になり、
数日後に青木の配下組員によって難波が殺害されてしまう。
広島の最大組織・海津組に接近を図っていた難波を殺害した青木は
自らが海津組長・海津卯之吉(安藤昇)に取り入り、自分の後楯になってもらった。
三好は青木に不信感を募らせるが、一方で山守に対しても自分と青木の仲を裂き、
あわよくば青木を殺害させようとする腹黒さに愛想が尽きていた。
翌年、青木に呼ばれ情婦の在日朝鮮人ホステス・中野恵子(池玲子)と呉に向かった三好だったが、
弾除けとして連れていかれたことに感づいた恵子は激昂し、三好の元から去っていった。
呉に滞在中、三好は、刑務所兄弟分で難波組の幹部の関勝(松方弘樹)と会う。
親分・難波の仇討として青木を狙う関に対し、三好は自重するよう諭した。
青木は三好が自分に従わないと判断し、殺害することを企てたが・・・・
新仁義なき戦い
◆感想◆「仁義なき戦いシリーズ」が終了し、その直後に撮られた番外編的作品で、監督は引き続き深作欣二監督。キャストは大体いつもと同じですが、この作品では若山富三郎や安藤昇といったどちらかというと任侠映画によく出ていた役者が使われており、迫力十分でした。特に海津卯之吉を演じた安藤昇は少ししか出ていませんが、ホンモノ感が凄いので注目です。あと忘れられないのが青木の所に乗り込んできた菅井きん。こちらも凄い剣幕で喚き散らして面白かったです。最後、誰が誰に殺られるのか?是非観てみて下さい。オススメです。
価格:1,540円 |
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