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監督 小津安二郎 原作 大佛次郎 脚本 野田高梧 小津安二郎 音楽 斎藤一郎


▮あらすじ▮

宗方家の姉妹、節子(田中絹代)と満里子(高峰秀子)の父・忠親(笠智衆)はガンを患い

京都で養生生活を送っている。

 

忠親は、妹・満里子の面倒を見たり失業中の夫・三村亮助(山村聡)を抱えてバーで働いている

節子の身の上を案じていた。

 

ある日、フランス帰りの田代(上原謙)が忠親の元を訪れる。

じつはこの田代、節子の初恋の相手で、満里子は何故二人が結婚しなかったのか疑問に思っていた。

 

節子は三村と結婚した後に、田代を好きなことに気が付いたと満里子に言った。

 

毎日酒を飲んでは皮肉ばかり言っている三村に対して、節子ではなく満里子が

不満を爆発させ、酔った勢いで別れろと言ってしまう。

 

その翌日、三村と節子は口論になり節子は何回も殴られた。

 

これをきっかけに節子は離婚を決意する。

 

その後、就職先が決まった三村は、酒を飲んで帰宅した後に突然倒れてしまう。

二階に様子を見に行った満里子は悲鳴をあげた。

 

 

 

宗方姉妹

◆感想◆小津安二郎監督が松竹を離れて東宝で撮った作品で原作は大佛次郎。原作があるからなのか、東宝だからなのかよくわからないがいつもとなんか少し違う感じの作品でした。田中絹代と高峰秀子の姉妹は性格が正反対で、天真爛漫といった感じの満里子(高峰秀子)が大暴れする場面が多く、バーで酔っ払ってグラスを割りまくるシーンは面白かったというか、ヤバかったです。あとは三村(山村聡)の連続ビンタ攻撃はかなり意表を突かれました。お互いに好きだった田代と節子は最後どうなるのか?是非ご覧下さい。オススメです。

 

 




アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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