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監督 降旗康男 脚本 中村努 撮影 木村大作 音楽 佐藤允彦 トゥーツ・シールマンス


▮あらすじ▮

日本海の小さな漁港で漁師として働く修治(高倉健)は、十五年前まで大阪ミナミでヤクザだったが、

今は家族と静かに暮らしている。

修治の過去の名残りは背中一面の夜叉の刺青で、このことは妻の冬子(いしだあゆみ)と

冬子の母・うめ(乙羽信子)以外誰も知らない。

 

ある時、ミナミから螢子(田中裕子)という子連れの女が町に流れてきて、螢という名の小料理屋を始めた。

螢子の店は漁師たちに人気で、賑わっていたが、しばらくすると矢島(ビートたけし

という男が住み着くようになる。

 

矢島は螢子のヒモでヤクザだった。この矢島が漁師たちを賭け麻雀に誘い、覚せい剤を

売りつけるようになった。

そして修治の仲間の啓太(田中邦衛)もこれに引っかかり、中毒になっていく。

(修治の妹・夏子は覚せい剤に溺れて亡くなっている。)

 

ある日、螢子は修治の忠告もありシャブを隠してしまうと、これに逆上した矢島は

包丁を持って、螢子と息子を町中追いかけまわした。

最後に矢島を止めたのは修治だったが、背中を斬られ刺青が町中に知られてしまう。

 

一方、螢子は矢島の子を流産し、ミナミに帰りたいという想いが強くなっていく。

 

次第に距離を縮めていった修治と螢子はミナミという共通の過去に想いをよせて、抱き合った。

 

暫くすると、行方をくらましていた矢島から螢子に連絡が入る。

シャブの代金が払えなくなり、困っているようだった。

 

その後、組織に連れ去られた矢島を助けて欲しいと螢子に頼まれた修治は

話を付けるため、独りミナミに向かった・・・・

 

 

 

夜叉

◆感想◆降旗康男X高倉健のゴールデンコンビの作品は殆ど観ましたが、この”夜叉”は印象に残っている作品の一つです。健さんは大体いつも通りですが、田中裕子とビートたけしがかなりイイ味出してると思います。見所は矢島(たけし)が包丁を持って暴れ回るシーンとその流れで健さんとバトルになる所や田中裕子の魔性の女っぽい雰囲気も注目です。あと夜叉の刺青が今まであまり見たことないような絵柄で面白かったです。また主題歌がナンシー・ウィルソン(JAZZ/SOULの方の)というのが渋すぎでした。最後に修治・螢子・矢島がどうなるのか?ぜひ観て下さい。オススメです。




アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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