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監督 野村芳太郎 原作 松本清張 脚色 松本清張 撮影 川又昴 音楽 芥川也寸志


▮あらすじ▮

富山県新港湾埠頭で車が海中に転落する事故が起こった。

 

乗っていた地元の財閥、白河福太郎(仲谷昇)は死亡したが、後妻の球磨子(桃井かおり)はかすり傷ひとつ負わなかった。

しかも過去に東京でホステスをしていた球磨子は恐喝・詐欺・傷害などの犯罪を起こしていたことが判明する。

彼女は夫に三億円の保険金をかけており、この事故も、泳げない福太郎を殺すための擬装ではないかと誰もが疑った。

 

そして、物的証拠がないまま球磨子は逮捕される。

 

球磨子は弁護士・原山(松村達雄)を通じて、東京の有名弁護士・岡村(丹波哲郎)に弁護を依頼する

が、彼女の不利な立場などを理由に拒否され、原山も健康を理由に突然辞退してしまう。

 

そんな中、ようやく女弁護士の佐原律子(岩下志麻)が国選弁護人として選ばれた。

 

裁判が始まると、球磨子が有利になる証言をする者は誰もおらず、厳しい判決が下ることが

予想されたが、佐原律子が偶然の事故から、白河福太郎が自殺をしようとしたのではないかと

考え始めたことで、形勢が逆転する。

 

 

 

疑惑 1982

◆感想◆これまで何度もTVドラマ化されている松本清張原作の「疑惑」。今回かなり濃い面子が揃った映画版を観てみました。球磨子(クマコ)役の桃井かおりは予想通りの暴れっぷりで、面白すぎですね。クラブのママ役の山田五十鈴とのバトルなどは見所だと思います。また岩下志麻も貫禄十分で、かっこよかったです。球磨子の弁護はするけど、お互い嫌いなタイプなので、最後は喧嘩で終わるという締め方も良かったです。まだの方はぜひ観て下さい。オススメです。

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アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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