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監督 内田吐夢 原作 水上勉 脚色 鈴木尚之 撮影 仲沢半次郎 音楽 富田勲


▮あらすじ▮

昭和二十二年、台風の中、北海道岩内で質店一家三人が惨殺され、犯人は放火して姿を消した。

同じ頃、青函連絡船の転覆事故が起き、船客五百三十名の命が奪われる。

多くの死体が収容されたが、その中に身元不明の死体が二体あがっていた。

函館警察の刑事・弓坂(伴淳三郎)は、この二死体は額に不自然な傷があるため、

連絡船の船客ではないと考え、捜査を進めると、

二死体は質屋一家を襲った沼田八郎と木島忠吉である可能性が出てきた。

 

そしてもう一人、犬飼多吉(三國連太郎)と名のる大男も行動を共にしていたことが分かった。

弓坂は犬飼が渡ったと思われる、青森県下北半島に向かう。

一方の犬飼は、たまたま移動中に知り合った芸者の八重(左幸子)と親しくなり、

一夜を共にする。

そして、貧しい暮らしをしている八重に三万四千円を渡し、去っていった。

 

その後、八重の所に弓坂が現れ、犬飼のことを聞いてきたが、

八重は犬飼を庇い何も話さず、翌日東京に旅立った・・・・

 

その後の調べで身元不明の死体は沼田と木島であることが確定する。

警察は犬飼が二人を殺害したと考え、行方を追うが所在は不明のままだった。

 

それから十年程の月日が経ったある日、八重は舞鶴で心中死体となって発見される。

しかし、東舞鶴警察の味村刑事(高倉健)は、心中にしては不自然な点が多いことから、

偽装殺人を疑いはじめる。

 

八重の懐中から舞鶴の澱紛工場主・樽見京一郎が、刑余更生事業資金に三千万寄贈したという

新聞の切り抜きを発見したため、樽見に話を聞きに行くが・・・・

 

 

 

飢餓海峡

◆感想◆水上勉の同名小説を内田吐夢が監督した作品で、3時間2分の大作です。印象に残るのは、やっぱりラストシーン。これはネタバレになるので、言えませんが衝撃的な終わり方をします。私自身、この結末は予想していなかったので、「やられた~」という感じです。三國連太郎の演技も素晴らしかったですが、犬飼が好きすぎてストーカー化してしまう八重(左幸子)が強烈でした。終盤に出てくる樽見京一郎という人物は何者なのか?そして八重は誰に殺されたのか?これは観てのお楽しみということで。おすすめです。

 

 




アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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