監督 斎藤耕一 原作 松本清張 脚本 山田信夫 宮内婦貴子 撮影 竹村博 音楽 服部克久
▮あらすじ▮
四国松山の老舗呉服店・伊予屋の当主・慶太郎(三國連太郎)と再婚した西田美奈子(岩下志麻)
は三カ月に一度、上京していた。
商用の名目だったが、実のところ大学で考古学を専攻し、
まもなく助教授の椅子につく、江村宗三(中尾彬)との密会のためであった。
五年前、美奈子は宗三の兄・寿夫と結婚していた。
しかし、寿夫は水商売の女と駆け落ちし、新潟で暮らしているとの噂を聞き、
美奈子は宗三と共に新潟に向かう。
そして夫に離婚を告げたその日の夜、水上温泉で宗三と結ばれたのだった。
それから三年後、銀座で再会した二人は再び激しく求め合った。
その後も宗三と美奈子の不倫の関係は続き、クラス会などと嘘をつき、
二人で旅行を楽しんでいたが、遂に尾道で西田家の女中・政代に見つかってしまう。
そして伊丹空港では宗三の同窓の新聞記者・長谷(夏八木勲)にもバッタリ出会ってしまい、
これをきっかけに二人の関係はぎくしゃくし始める。
有馬温泉に移ると美奈子は宗三の子を身籠っていることを告げ、離婚した後に出産すると言い始めたが・・・・
内海の輪
◆感想◆岩下志麻がこの作品の頃、おそらく30歳前後で、一番美しかったというか、色気があった頃かと思います。内容的には不倫の話なので、あまり興味がなかったですが、岩下志麻の演技力が凄くて最後まで観れました。また、広島の仙酔島や尾道、岡山の倉敷、兵庫の蓬莱峡など色んな景色が観れるのも良かったです。最後に追い詰められた二人がどうなったか、ネタバレになるので言いません。ぜひ観ていただきたいです。おすすめです。
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