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監督 黒澤明 原作 富田常雄 脚本 黒澤明 撮影 伊藤武夫 音楽 鈴木静一


▮あらすじ▮

長い旅から帰ってきた三四郎(藤田進)は、ひょんなことからアメリカ人水兵と

喧嘩になる。

いとも簡単に海に投げ飛ばして喧嘩を終わらせた三四郎のもとに、

アメリカ領事館通訳官の布引(菅井一郎)が訪れる。

三四郎が水兵を投げ飛ばしたことを聞きつけ、アメリカのスパラー(ボクサー)の

代表と試合をしろと言う。

見世物に出るのが嫌な三四郎はこれを断わったが、他の柔術家がボクサーと戦うというので、

観に行くことになった。

そして柔術家が完膚なきまでに叩きのめされるところを見てしまう。

 

修道館に戻った三四郎だったが、今度は見知らぬ二人の訪問者が現れる。

かつて三四郎と戦い敗れた、檜垣源之助の弟、鉄心(月形龍之介)と源三郎(河野秋武

だった。

兄の復讐に燃えるこの二人は柔術ではなく、唐手(空手)の使い手だというが、

他流試合を固く禁じている修道館の矢野(大河内傳次郎)は、二人を追い返してしまう。

 

その後、修道館の門下生が次々と闇討ちに遭い、大怪我を負う事件が発生する。

犯人は唐手の使い手のようだ・・・・

果たし状を受け取った三四郎は、掟を破り、まずアメリカ人ボクサーのウィリアム・リスター

との親善試合に出場する。

これに圧勝した三四郎は、鉄心と源三郎の待つ、真冬の武州天狗峠へ向かった・・・・

 

 

續 姿三四郎

◆感想◆黒澤監督の前作「姿三四郎」が大ヒットしたため、急遽撮ることになった続編。時間的に余裕が無かった為か、イマイチ纏まってない感があり、監督自身も納得のいく作品にはならなかったようですが、それでも世界のクロサワの映画ですから面白さはありますね。前作と違うのは、まず戦いが異種格闘技戦になっているということです。決着は割とあっさりついてしまいますが、戦う前のワクワク感があり良いです。あと源三郎を演じた河野秋武がかなり不気味で、良いキャラでした。最後に三四郎が見せる武士道の精神をぜひ観て欲しいです。


アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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