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監督 降旗康男 原作 山口瞳 脚本 大野靖子 撮影 木村大作 音楽 井上尭之


▮あらすじ▮

藤野英治、通称・兆治(高倉健)は函館の街はずれで、女房の茂子(加藤登紀子)と「兆治」という名の居酒屋を営んでいた。

造船所に勤めていた兆治だったが、同僚の首切り役を命じられ、これに反発して

会社を辞めている。

焼き鳥の師匠・松川(東野英治郎)の下で修業した兆治の店は、

毎晩、常連客で賑わっていた。

そんな兆治には一人、気になる女性がいる。  かつての恋人・さよ(大原麗子)だ。

さよは旧家の牧場主・神谷久太郎(左とん平)と結婚したが、

今でも兆治のことを想い続けている。

 

ある日、神谷の牧場が火災に見舞われ、さよが行方不明になってしまう・・・

何日か経った頃、兆治の店にさよが現れ、「あんたが悪いのよ」と言い残し、

また去っていった。

その後、酒癖の悪い常連客・河原(伊丹十三)の態度に我慢できず、

暴力を振るってしまったことで、兆治は警察に留置されてしまう。

しかし、なぜか取り調べはさよとの関係ばかりに集中する。

警察はさよと兆治が共謀して牧場を放火したのではないかと疑っていた。

 

ようやく釈放された兆治は店を再開すると、さよをすすきので見たという情報が入ってくる。

昔のさよの写真を手に、兆治はすすきのに向かった・・・・

 

 

居酒屋兆治

◆感想◆80年代の高倉健主演作といえば、「遥かなる山の呼び声」とか「夜叉」、「」などが思い浮かびますが、この作品も忘れられないです。まず、高倉健と大原麗子の組み合わせを観た記憶がなくて、新鮮でした。強めのメンヘラの役で出てくる大原麗子ですが、かなりの美人でビビります。また、常連客たちが豪華で見応えがありますね。伊丹十三や細野晴臣、池部良田中邦衛などちょっと他では見れないような組み合わせで面白かったです。最後はどうなるか言えませんが、やっぱりなという感じの終わり方ですね。そして映画の締めは健さんの主題歌で終わるという昭和な感じが最高です。まだ観てない方はぜひこの機会に、おすすめです。

 

 

 

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アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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