監督 谷口千吉 脚本 黒澤明 谷口千吉 音楽 伊福部昭 撮影 瀬川順一 制作 田中友幸
▮あらすじ▮
野尻(三船敏郎)、江島(志村喬)、高杉(小杉義男)の三人組は銀行強盗を働き、冬の北アルプスに逃げ込んだ。
温泉宿に宿泊した三人だったが、泊まり客に逃走犯だと疑われ、逃げることにした。
何とか山小屋に辿り着いた三人だったが、警察犬の鳴き声が聞こえたため、
やむなく、出ていくことに・・・
捜索隊に追われる中、高杉は雪崩に巻き込まれ姿を消してしまった。
運よく助かった野尻と江島はなんとかスキー小屋に辿り着く。
そこには老人(高堂国典)とその孫の春坊、そして登山家の本田(河野秋武)が居た。
二人はもてなしを受け、一泊するがあと一週間は動けないだろうと言われる。
ある時、本田が朝焼けの山を楽しんでると、そこに江島が現れて銃を向けて、
山道を案内しろと脅迫してきた。
夜になり、本田を先頭に凍てついた雪渓を歩き始める。
頂上付近で江島が滑落し、野尻も一緒に落ちそうになるが、本田が命懸けで二人を助けた。
これにより本田は重傷を負ってしまう。
江島は身動きがとれなくなった本田を置き去りにしようとするが、
野尻は反対する。
二人は取っ組み合いの喧嘩を始めた・・・・
銀嶺の果て
◆感想◆脚本・黒澤明で三船敏郎のデビュー作。これはもう観ないわけにはいかないですね。まず三船のギラギラ感が凄かったです。演技力はともかく、これ程のオーラを放つ役者というのはなかなかいないと思います。そして志村喬が極悪人として出てくるのもかなり珍しく、面白いです。最後に三船敏郎、志村喬がどうなるのか?これはぜひ観て欲しいです。おすすめです。
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