監督 深作欣二 脚本 深作欣二 石松愛弘 撮影 仲沢半次郎 音楽 津島利章 編集 田中修 助監督 橋本新一
▮あらすじ▮
愚連隊の番長・沖田勇(菅原文太)は、川崎の街で好き放題に暴れていたが、
そのうちに地元を仕切る滝川組に目を付けられ、揉め事に・・・
結局、滝川組組員を斬りつけた沖田は刑務所に入った。
五年後、出所した沖田は街の変わり様に驚いた。
今は滝川組と新興暴力団の矢頭組が縄張り争いをしているという。
沖田はかつての愚連隊の仲間や、破門にされたヤクザ・木崎(小池朝雄)らと
再びこの街で羽振りを利かせようと、暴れ回った。
そんな中、滝川組と抗争になった沖田は銃撃され暫く動けなくなってしまう。
その後、矢頭組の盃を貰った沖田たちは、滝川組と手打ちになるが、
関東進出を目論む巨大組織山栄会会長・大和田に因縁を付けたため、
矢頭組を破門になり、命を狙われる。
廃工場に身を潜めていた沖田と子分たちのもとに
矢頭組と山栄会が大挙して押し寄せてきた・・・・
現代やくざ人斬り与太
◆感想◆深作欣二監督が、あの「仁義なき戦い」の少し前に撮った作品で監督らしさが良く出ていると思います。主演の菅原文太の暴れっぷりは観ていて気持ちがいいし、安藤昇はホンモノの迫力が圧倒的。あとは沖田に惚れたパンパンの女・渚まゆみもめちゃくちゃ気が強くて存在感を示していました。最後はやっぱりそうなるかという感じの終わり方ですが、なかなか面白かったです。
菅原文太、安藤昇を知らない世代の方にも観てほしい作品です。
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