監督 市川崑 原作 山崎豊子 脚本 和田夏十 市川崑 音楽 芥川也寸志 撮影 宮川一夫
▮あらすじ▮
船場の足袋問屋・河内屋の一人息子・喜久治(市川雷蔵)は、祖母・きの、母・勢以(山田五十鈴)にすすめられ砂糖問屋から弘子(中村玉緒)を嫁に貰ったが
きのと勢似の執拗な嫌がらせに耐えられず、出ていくことに・・・・
しばらくして、弘子は実家で喜久治の子(男の子)を出産するが、家風を無視されたきのと勢以は弘子を離別するよう図った。
その後、病床に伏していた父・喜兵衛が亡くなると喜久治は五代目におさまった。
河内屋の若旦那となった喜久治は金にものを言わせ芸者のぽん太(若尾文子)、幾子(草笛光子)、女給の比佐子(越路吹雪)など次々と妾を作るが、
きのと勢以は料亭浜ゆうの仲居頭のお福(京マチ子)が気に入り、
喜久治の子を産ませようと企んだが、子を産んだのは妾のぽん太だった・・・
やがて戦争が始まり、空襲により、河内屋も蔵を一つ残すだけで全焼してしまった。
ぽん太も比佐子もお福も無事だった、喜久治は金庫に残った金を皆に分け、
河内長野の菩提寺へ行ってくれと言った・・・・・
ぼんち 1960
◆感想◆原作・山崎豊子ということで、女系家族と少し似ている所がありますね。この作品は何といっても市川雷蔵の演技が素晴らしかったです。どう見てもぼんぼんにしか見えなかったwあと、出演者全員に言えることですが、言葉遣いや立ち振る舞いが巧く感心しました。最後の方の若尾文子や京マチ子らの入浴シーンも印象に残っています。まだ観てない方はぜひ観て下さい。オススメです。
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