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監督  野村芳太郎  原作 松本清張  脚本  橋本忍 撮影 井上晴二 音楽 黛敏郎


▮あらすじ▮

昭和の暑い夏の日、二人の刑事、下岡 (宮口精二)と柚木 (大木実)は新幹線で佐賀に向かった。

深川質屋殺しの共犯、石井(田村高廣) を逮捕するためだった。

 

主犯の自供によると、石井は銃を持っており、三年前に上京する際に別れた女

さだ子(高峰秀子)に会いたがっていたという。

そのさだ子は今は佐賀の銀行員の横川の後妻になっていた。

 

佐賀に着いた下岡と柚木は横川の家の目の前の旅館で張り込みを開始した。

猛暑の中、さだ子を見張る二人だったが、石井はなかなか現れない・・・

 

一週間程が過ぎた頃、さだ子が突然家を飛び出した。

一人で見張っていた柚木は尾行するが途中で見失ってしまう。

 

聞き込み捜査を続けていると、石井とさだ子はバスに乗り、温泉場に向かったという。

ついに二人を発見した柚木は木陰から様子を伺っていると、そこには

家にいるときとは別人のようなさだ子の姿があった。

 

さだ子は「もう横川の家には帰らない。一緒に何処へでも行く。」

と言い始める・・・・

 

張り込み

◆感想◆高峰秀子が出ているということで、目に留まったこの作品。なんだかいつもと違う雰囲気の高峰秀子が見れて面白かったです。刑事役の宮口精二大木実のコンビも巧い。あと音楽も意外とジャジーな楽曲を使ったり、センスを感じます。一応、刑事ものですが、ドンパチもなく、暴力的なシーンもありません。人生思い通りにいかない男女の悲しい物語です。

 

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アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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