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監督 市川崑 原作 島崎藤村 脚色 和田夏十 音楽 芥川也寸志 撮影 宮川一夫


▮あらすじ▮

明治の時代、信州飯山の小学校教員・瀬川丑松(市川雷蔵)は父の死に際して、被差別部落出身の素性を誰にも明かさないと誓う。

 

下宿の鷹匠館に帰り、落ち込む丑松を慰めに来たのは同僚の土屋銀之助

長門裕之)だった。だが、彼すら被差別部落民を蔑視するのを知った丑松は、なおいっそう落ち込んでしまう。

 

下宿を蓮華寺に変えることにした丑松。

そこには士族あがりの教員・風間敬之進(船越英二)の娘・お志保が住職の養女となっていたが、好色な住職(中村鴈治郎)は彼女を狙っていた。

ある時、丑松は尊敬する「部落民解放」を叫ぶ猪子蓮太郎(三國連太郎)に会うことができたが、君も一生卑怯者で通すつもりか、と問いつめられると「私は部落民ではない」と言い切ってしまった。

 

やがて、丑松が被差別部落民であるとの噂がどこからか流れてきて、

学校内でも噂になった。

 

そんな中、猪子蓮太郎が狂刃に倒れてしまう。変わり果てた猪子の姿を見て、

丑松は部落民であることを告白する決心をする・・・・・

 

 

破戒

◆感想◆ いつものように古い邦画を検索していると、あることに気が付きました。それは市川雷蔵の主演作品を観たことがないということでした。なので、まず”破戒”から観てみました。とても重いテーマの作品で、色々考えさせられました。印象に残るのは、丑松が子供たちの前で部落民であることを告白するシーン。これはもう丑松が不憫に思えてしかたなかったです。あとはラストシーンですね。市川雷蔵を知らない方もぜひ観てほしい名作です。

 

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アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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