監督 成瀬巳喜男 原作 林芙美子 脚本 井出俊郎 田中澄江 撮影 安本淳 音楽 古関裕而
▮あらすじ▮
昭和のはじめ頃、ふみ子(高峰秀子)は行商をしながら、母と貧しい暮らしをしている。
ふみ子に同情する隣人、印刷工の 安岡(加東大介)は金を貸し、結婚を申し込むが、
初恋の人を忘れられないふみ子は、これを断わる。
生活が苦しくなり、カフェの女給として働く日々。
ある日、店に来た詩人・劇作家の伊達(仲谷昇)はふみ子の詩を絶賛し、同人雑誌の仲間に誘う。
伊達に惹かれたふみ子は、彼が既婚者であることを知りながら、一緒に住み始めたが、伊達の妻・京子が押し掛けてきたことで、出ていくこととなる。
再びカフェで働きながらも、
地道に執筆活動は続けていたふみ子。
その後、売れない作家・福地(宝田明)と出会い一緒になるが、気難しく、肺病持ちの福地とは長続きしなかった。
自身の自叙伝的小説「放浪記」はついに雑誌に掲載され、ふみ子は文壇に名乗りを上げる。
放浪記 【東宝DVD名作セレクション】
◆感想◆舞台等でも有名な「放浪記」ですが、何となくつまらなそうという理由で避けてきました。しかし、高峰秀子自身が「浮雲」と甲乙つけがたいぐらい愛着があると言っていた作品なので今回観てみました。興行的にはあまりヒットしなかったようですが、もっと評価されても良い作品だと思います。ふみ子役の高峰秀子はもちろん良いですが、その仲間や夫を演じた仲谷昇、宝田明、伊藤雄之助辺りがとても良かった。まだ観てない方はぜひこの機会に。
価格:4180円 |
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