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監督 溝口健二 原作 芝木好子(一部)脚本 成澤昌茂 音楽 黛敏郎 撮影 宮川一夫 昭和を代表する女優たちが共演した赤線地帯での群像劇。溝口監督の遺作。


▮あらすじ▮

昭和の時代、吉原のサロン夢の里では、娼婦たちがそれぞれの事情を負って生きている。

ちょうどその頃、国会では売春防止法案が審議されていた。

 

娼婦の一人、ハナエ(木暮実千代)は病気で失業中の夫と幼子を養っている。

ゆめ子( 三益愛子)は一人息子と一緒に暮らすのを夢見ている。

ミッキー(京マチ子)は神戸から出てきた、ふてぶてしい不良娘。

やすみ(若尾文子)は客を騙し、金を貯めるしたたかな女。

より江(町田博子)は主婦に憧れている。

 

皆、こんな仕事からは足を洗いたいと思いながらも、生きていくために今日も勤めに出る。

 

 

赤線地帯

◆感想◆ 女を描かせたら世界一?の溝口健二監督だけに、とてもリアルで良かったです。

序盤で京マチ子が、イケイケな感じで出てきた時、これは絶対面白くなると思いましたw

見所は、 三益愛子が発狂して歌いだす所とか京マチ子の父との言い争いのシーンですかね。

木暮実千代の人生に疲れたマダムも上手すぎです。

一応、悲劇には悲劇なんですが、所々笑ってしまう作品でした。つまり、喜劇でもあるんですね。

女性にもおすすめしたい作品です。

 

 


アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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