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監督 小津安二郎 脚本 小津安二郎 野田高梧 音楽 斎藤高順 撮影 宮川一夫


▮あらすじ▮

嵐駒十郎(中村鴈二郎)率いる旅の一座が志摩半島の田舎町にやって来た。

下宿地に着いた駒十郎はそそくさと着替え、挨拶周りに行くと出ていく。

 

向かった先はこの町で一膳飯屋を営むお芳(杉村春子)の所。

お芳は昔の女で、駒十郎の子供を産んでいる。
12年ぶりに会った二人の所へ、息子の清(川口浩)が仕事から帰ってくる。
実は駒十郎、清の叔父さんということになっている。w

 

清と釣りに行ったり、親子の時間を楽しんでいた駒十郎だったが、

一座の看板女優で、今の女・すみ子(京マチ子)に、お芳のことがバレてしまう。

お芳の存在が気になって仕方ないすみ子は、お芳の店まで行き、駒十郎と言い争いになる。

 

気が収まらないすみ子は、

今度は自分の妹分・加代 (若尾文子)に清を誘惑するようにけしかける。

清に近づく 加代 、

 

二人はいつの間にか、本当の恋に落ちていた・・・・・

 

 

浮草

◆感想◆1934年の「浮草物語」を小津監督がセルフリメイク。この作品の見所は雨の中、中村鴈治郎京マチ子が激しく罵り合うシーン。二人とも一歩も引かない姿勢がほんとに面白かった。あとは最後の父ちゃん(鴈治郎)を必死に庇う杉村春子のセリフが印象に残っています。京マチ子の国定忠治「赤城の山も~今夜を限り~」が観れるのもレアです。観たことない方はぜひこの機会に。

 


アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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