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監督 小津安二郎 脚本 池田忠雄 小津安二郎 撮影 厚田雄春 音楽 斎藤一郎


▮あらすじ▮

戦後まもなく、東京の長屋に住む後家のおたね(飯田蝶子)の所に

田代(笠智衆)が一見戦災孤児?のような幸平を連れてくる。

おたねは露骨に嫌がるが、田代は幸平を置いて逃げてしまう。

 

困ったおたねは幸平がかつて父と暮らしていたという町に連れていき、置き去りに

しようとする。

海岸を必死に逃げるおたね、しかし幸平は全速力でついてくるw

 

 

結局一緒に暮らすことになったこの二人。

最初は幸平が邪魔くさくて仕方なかったおたねだが、段々情が湧いてきて

幸平が可愛く思えてくる。

ある日、実の親子のような暮らしをしていた二人の前に、幸平の父親を名乗る男が現れる・・・

 

 

長屋紳士録

◆感想◆この作品では、前半意地悪ばあさんにしか見えなかった飯田蝶子が、徐々に優しいお婆ちゃんに変わっていくところが見所です。私自身も、幸平が可愛く思えてきました。この辺が小津安二郎監督の巧さですね。あとは笠智衆の「のぞきからくりの唄」が面白い。リメイクするのはまず無理でしょうね。

 


アルプスの与太者

映画、音楽、文学、古いものが大好きです。  

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