監督 清水宏 原作 井伏鱒二「四つの湯槽」 脚色 清水宏 音楽 浅井挙曄 撮影 猪飼助太郎
1941年の公開なので、相当古い映画ですがこれがなかなか良い作品。
▮あらすじ▮
夏の山奥の温泉宿、納村(笠智衆)が親しくなった同じ泊り客らと露天風呂に
入っていると、何かが足に刺さり怪我をする。誰かのかんざしが足に刺さった。
しばらくするとそのかんざしを落とした恵美という女性(田中絹代)から手紙が来る。
恵美は納村が怪我したことを知り、見舞いに来るという。
泊り客の一人、気難しい先生(斎藤達雄)は
「納村君が抱いている情緒的イリュージョンを壊さないためには、簪の落とし主は
美人である必要がある!」と言う。
納村達の前に美人の恵美が現れる。
二人は一緒にいるうちに段々良い感じになっていく。
仲良くなった泊り客たちは、それぞれ東京に帰っていき、納村も足が良くなり帰ることに………
最後残された恵美は夏の思い出に耽りながら温泉宿の周辺を散策する。



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◆感想◆井伏鱒二「四つの湯槽」を元に清水宏監督が自ら脚色した作品。この映画の好きなシーンはケガをした納村がリハビリ的なことをするのですが、泊まり客みんなで「ガンバレ!ガンバレ!」と応援するシーンがあるんです。大げさな演技をする笠智衆も面白いし、とてもほのぼのとするシーンです。あとは最後の恵美(田中絹代)が独り散策する所がとても綺麗で、芸術的、清水宏監督、良い作品を残してくれました。オススメです。
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